中小企業がブログ集客で成功するための方法と書き方
2021/12/17(金)
旅館サイトに必要なSEO対策とは？SEOのプロが徹底解説
旅館を探す際、多くの人が「じゃらん」や「楽天トラベル」といった大手旅行サイトを利用します。しかしこれらのサイトでは、より自分の理想に合った宿選びをしたいというニーズには必ずしも応えきれません。そのため最近では、理想の宿を見つけようと各旅館のホームページをじっくり見て検討する方が増えています。
こうした傾向を踏まえると、大手旅行サイトへの掲載だけでなく自社ホームページでの集客にも注力する必要があり、特に検索エンジンで上位表示を目指すSEO対策は欠かせない施策となっています。
そこで今回は、旅館などの宿泊施設が行うべきSEO対策について開設していきます。集客を一層強化していきたい旅館の経営者の方は最後までご覧ください。
人気記事：SEO会社にSEO対策を頼むな！
目次
まず、SEO対策のSEOとはSearch Engine Optimizationの頭文字をとった言葉で「検索エンジン最適化」と訳されます。
例えば「京都へ旅行に行きたいな」と思い、検索する場合のことを考えてみましょう。多くの方は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに「京都 旅館」や「祇園 旅館」などのキーワードを検索し、上位に出てくるサイトから自然にクリックしていくはずです。
そのため、検索結果で上位表示をさせることで自社サイトへの流入を増やすことが重要であり、これを実現するための方法こそがSEO対策なのです。
では、具体的にどのようなキーワードでSEO対策をすればよいのでしょうか？
旅館を探すお客様の検索キーワードにはいくつかのパターンがありますが、この検索キーワードを正しく理解していなければ集客につなげることはできません。
まず考えられるSEO対策キーワードは「地域名＋旅館」です。
「京都 旅館」「伊豆 旅館」のような広域エリアを含むキーワードは、月間数万回も検索されている人気キーワードであり、上位表示された際のインパクトは大きいです。
しかし、人気キーワードであるがゆえSEO対策としては非常に難易度が高くなります。基本的には広域の地域名になればなるほど難しくなるというわけです。
もちろん、エリア名を限定したキーワードも重要です。「宇治 旅館」「修善寺 旅館」のようなキーワードは、検索回数としては少なくなるものの旅館を探しているエリアがはっきりしているため、問い合わせにつながりやすいです。
「観光地＋旅館」も問い合わせに直結しやすいキーワードです。
「渡月橋 旅館」「来宮神社 旅館」などのキーワードで検索する方は観光目的がはっきりしているため、観光地付近の旅館であれば即決することもあります。
温泉旅館さんであれば外せないのが「嵐山温泉 旅館」「伊東温泉 旅館」といった温泉地に関連したキーワードです。
また、温泉目的のお客様は滞在時間がやや長く、館内での消費も期待できます。このようなお客様はリピーターになりやすい傾向もあるため、重要なキーワードといえるでしょう。
なお「〇〇温泉 旅館 ペット可能」 「〇〇温泉 旅館 露天風呂付き」 「〇〇温泉 旅館 バリアフリー」のようなキーワードでの検索も増えています。具体的なニーズを含むキーワードは競合が少ないかつ問い合わせ率が高いのが特徴です。
旅館のSEO対策が失敗するケースは、いくつかの共通点があります。ここでは主な3つの理由を解説していきます。
旅館であれば、きっとキレイなホームページを持っていることでしょう。
しかし、見た目（デザイン）がキレイなことはSEO対策の強さとは全く関係がありません。館内の様子や料理、温泉などの魅力的な写真を掲載することばかりに気を取られており、ホームページ自体をSEO対策に強い構造にするという視点が欠けているケースが多く見られます。
本来はサイト作成時に、SEO対策のことを考慮しなければいけないのですが、SEOについて正しい知識を持つ制作会社はそう多くはありません。
そのため、ホームページを作ったにも関わらず検索上位に上がってこないという事態に陥ってしまうのです。自社のwebサイトがSEO対策に強い構造なのか、正しい知識を持つSEO対策会社に確認してみるとよいでしょう。
SEO対策のことが全くわからないからといって、SEO会社に丸投げしている旅館経営者が多いのが実情です。しかし、旅館の集客に直結するわけですから多少なりとも勉強する必要があります。実際に悪徳SEO対策会社に騙されている旅館経営者の方は、知識がないケースがほとんどです。
少しでも勉強をしていれば、SEO会社がおこなっている施策に対して疑問を持つこともできるはずです。
例えば「対策キーワードを何回も繰り返せば上位表示される」といった古いSEO対策手法を続けている業者にはすぐに気がつくことができるでしょう。このような効果のないSEO対策を続けているとペナルティを受けるリスクもあります。一度、ペナルティを受けると評価を取り戻すことは簡単ではありませんし、まずは自分が勉強をして悪徳会社に騙されない知識をつけておくとよいでしょう。
旅館経営者の方で、すでにSEO対策を実施しているにも関わらず検索上位に上がっていない場合は、適切なSEO対策会社を選べていないかもしれません。例えば、価格の安さだけが強みの激安SEO対策会社は、効果が期待できないどころか、先ほどもお伝えしたペナルティを受けるリスクもあります。
また、具体的な施策内容について説明がないSEO会社や、電話営業でセールスをしてくるSEO会社のふりをした営業会社には騙されてはいけません。成果が出ていないようであれば、会社を見直してみるとよいでしょう。
では、信頼できるSEO対策会社を見分けるポイントをお伝えします。
旅館のSEO対策において、実績の有無は非常に重要です。ホームページなどで実績一覧を公開していることは大前提であり、実績がわからないようであれば依頼を避けるべきです。
その際、SEO対策を実施したことによるbefore → afterがわかるとよいです。具体的には、以下を確認しましょう。
詳細までホームページに記載していないようであれば、一度個別相談をしてみて実績を確認してみてもよいでしょう。
見落とされがちですが、自社メディアを持っているかは非常に大事なポイントです。実際にSEOのプロフェッショナルであれば、まず自社で成果を出しているはずだからです。SEO会社にも関わらず、自社メディアの順位が低いというのは気になりますよね？
なお、電話営業をしてくる会社には特に気をつけなければいけません。このような会社は、自社メディアで集客ができないために電話をかけてくるのです。仮にあなたの旅館に電話が来たとしても確実に断りましょう。
自社の大切なホームページでSEO対策をおこなうわけですから、具体的にどのような作業をしているのか教えてくれる会社を選びましょう。信頼できるSEO対策会社は、以下の点を明確に説明してくれます。
なかには対策内容を一切教えてくれない会社もあるため、注意が必要です。SEO会社がおこなった施策に対して、自分もしっかり理解できるとよいですね。
いかがでしたでしょうか？旅館のSEO対策の重要性を感じていただけたのではないでしょうか。旅館のSEO対策で大切なことは、正しい知識を持ち、適切なパートナーとともに取り組んでいくことです。
もちろん弊社でもSEO対策の支援をしておりますので、旅館のSEO対策を検討されている場合は、お気軽にご相談ください。何かお困りごとがある場合には、無料でご相談を承ります。
＜筆者プロフィール＞
WEB集客ブレイン
運営会社：株式会社GIコンサルティングパートナーズ
代表取締役 赤澤宣幸
富士ゼロックス(株)、(株)船井総合研究所で経営コンサルティングの経験を積み重ねた後、独立。経営戦略から業務改革・集客マーケティングに至るまでトータルに企業経営を支援。
上場企業から中小企業まで、全国の多くのクライアント企業をかかえ、非常に高い成果の出せる経営コンサルタントとして活躍している。
【経歴】
・明治大学 講師
・ハリウッド美容専門学校 講師
・住宅業界向け経営塾「赤澤塾」主催
・サロン向け集客塾「エステサロン研究会」主催
など講師としても活動中
