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Web広告・インターネット広告・デジタル広告の違い

ビジネス用語の中には「意味が似通っていて違いがわからない」という言葉がいくつもあります。
Webマーケティング業界はそうした言葉が比較的多い業界です。その証拠に「Web広告」「インターネット広告」「デジタル広告」の違いがわからないという方は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな3つのマーケティング用語の違いをご紹介します。

WEB広告・インターネット広告・デジタル広告の違い

WEB広告・インターネット広告・デジタル広告の違い
拍子抜けしてしまうかもしれませんが、Web広告、インターネット広告、デジタル広告という3つのマーケティング用語にはほとんど意味の違いがありません。
強いて言えば「デジタル広告の方が広義の広告施策」を意味することでしょう。
Webという言葉は本来「蜘蛛の巣(糸)」や「網」を意味します。しかし私たちは、インターネットの世界を指してWebと呼んでいますね。
これは「World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)」という、インターネットを通じて公開されたWebページが相互接続されたシステムの名称から来ています。
ちなみに英語圏で単に「Web」と言っても蜘蛛の巣や網を意味するので通じないことがあります。「WebEB SITE(ウェブサイト)」や「Web PAGE(ウェブページ)」と略さないようにしましょう。
つまりWeb広告もインターネット広告も、インターネット上で展開される広告のことを指しています。
しかしデジタル広告の「デジタル」はインターネット検索に限らず様々なサービス上で展開されている広告も含まれるので、デジタル広告の方が広義の意味で使われることが多いでしょう。
もっとも、3つのマーケティング用語の違いを意識せずとも会話は成り立つので、上記のような違いも「有るようで無いもの」です。

デジタル広告の種類をおさらい

デジタル広告の種類をおさらい
せっかくなので、この記事でWeb広告・インターネット広告・デジタル広告(以下デジタル広告に統一)の種類をおさらいしましょう。

動画広告

今最も盛り上がっているデジタル広告が動画を活用したものです。主にYouTube動画の視聴時に表示される広告を指しています。
動画広告のメリットは「圧倒的な情報量を数秒~数十秒の動画で伝えられること」です。
テキストや画像だけの広告に比べると、動画広告が持つ情報量は極めて膨大です。一説には「1分間の動画に180万語分の情報が詰まっている」とも言われています。
近年のユーザーは動画視聴が生活の一部になっており、広告への抵抗感が少ないことや映像によって注意を惹けるのもメリットです。

SNS広告

FacebookやInstagram、Twitterなどの各SNSでは独自の広告サービスを展開しています。
いずれのSNS広告でもメリットになるのが「高いターゲティング精度」です。
検索キーワードを指定するリスティング広告や、ユーザーの属性情報でターゲットを絞るディスプレイ広告と違いSNS広告は様々な角度からターゲティングが可能となっています。
また、総務省の発表によるとSNS利用率は全体で70%を超えているため、10代から60代以上まであらゆる層にアプローチできる強みもあります。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo! JAPANといった検索エンジンの検索結果ページに表示されるテキストのみの広告です。皆さんもインターネット利用時によく目にする広告かと思います。
リスティング広告のメリットは「ユーザーのニーズを把握しながら広告を出稿できること」です。
例えば「自動車保険 インターネット 安い」と検索したユーザーは、ネット申し込みの自動車保険に興味があり、その中でも安い保険を探しているというニーズを想定できます。
自社商品やサービスがそうした検索キーワードにマッチすれば、リスティング広告を出稿すると高いコンバージョン(資料請求や購入などの目標)達成率が期待できます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告はアドネットワークやDSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)と呼ばれる、広告配信サービスを利用し、様々なWebサイト上に広告を表示できるデジタル広告です。
Googleは個人を特定しない範囲で「どのユーザーが、どのWebサイトを閲覧しているか」を把握しています。
そこからユーザーごとの大まかな年齢や性別、地域などを特定しているため、ディスプレイ広告はユーザーの属性情報を設定した上で広告を出稿することが可能なのです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、広告を出稿するのではなくASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる仲介サービスに登録します。
そこでは企業に変わって広告を自身のWebサイトに表示してくれるブロガーやメディア企業が存在し、それぞれが自身のWebサイトにマッチした広告を掲載します。
その広告から作成したランディングページやWebサイトへの訪問があったり、商品やサービスが購入されたり、あるいは新規入会などが行われると広告費が発生するというデジタル広告です。

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、コンテンツに自然に溶け込ませたデジタル広告を指します。正確には「広告に合わせたコンテンツを制作し、投稿する」手法です。
Webサイトを閲覧していると、時折「広告」や「スポンサー」といった表示がされているコンテンツを目にします。
それらはネイティブ広告といって、ユーザーに有益な情報を発信するコンテンツとしての役割と、広告としての役割を併せ持っています。

純広告

純広告とは、Webサイト運営者が独自に用意した広告枠を活用するデジタル広告です。
新聞広告や雑誌広告に近いタイプであり、PV数の多いメディアサイトなら非常に多い表示回数が期待できます。
ただし、PV数の多いメディアサイトに掲載するほど費用は高くなります。
また、一定期間掲載での費用発生か、インプレッション(表示)数に応じた費用発生かはメディアサイトによって異なります。

Web広告・インターネット広告・デジタル広告の違いは意識せずとも大丈夫

Web広告・インターネット広告・デジタル広告の違いは意識せずとも大丈夫上記にご紹介した広告タイプは、いずれもWeb広告・インターネット広告・デジタル広告です。
細かく分けようとすれば違いはありますが、大きな意味の違いは無いので、違いを意識しなくても問題ありません。
使いやすい言葉を選んだり会社の方針に従ったり、その都度の状況によって使い分けてみましょう。
Webマーケティングとデジタルマーケティングとの違いを知りたいという方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:Webマーケティングとデジタルマーケティングの違いとは
SEO対策のお悩み、まとめて解決

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