SEO対策でパンくずリストは必要?
2021/07/21(水)
WEBマーケティングの基本がサイトにあることは言うまでもありません。
しかし、サイトを作れば終わりかというと、それはまた別問題です。
インターネット創成期であれば、サイトを持っているだけでも大きなアドバンテージとなりましたが、今の時代はどの企業も当たり前のように自社サイトを持っています。
つまり、サイトを持つことでようやく「スタートライン」に立てるのです。
目次
サイトを持っていない企業の場合、サイトを持つだけで売り上げが増えるのでは? と期待する傾向にあります。
しかし、残念ながらWEBマーケティングの世界はそこまで甘い世界ではありません。
世の中にどれだけの数のホームページがあるのかを考えた時、サイトを作っただけでいきなり閲覧者が来て注文してくれるなど、ただの夢物語であることが分かるでしょう。
イギリスのとあるメディアによると、世界中には10億ものホームページがあるとされています。
日本だけでも相当数のホームページがあるので、ホームページを作っただけで急に検索エンジンから多くの人がアクセスしてくれることは、はっきり言って「ありえません」。
残念ながらWEBマーケティングが確立されている時代に、自社のホームページを持つだけでビジネスが有利になると思ったら大間違いです。
ホームページは持っていないよりは持っていたほうが良いのは言うまでもありませんが、大切なのは「作る」だけではなく、作って「管理」することです。
サイトには「完成」はありません。
新しい情報を発信し、さらにはより多くの人にアクセスしてもらうために検索エンジンの動向も探らなければなりません。
作って終わりではなく、作ることでようやくWEBマーケティングの一歩目を踏み出したに過ぎないのです。
ホームページはいわば商品やサービス同様、完成して終わりにするのではなく、その後の管理が大切です。
サイト訪問者はどのような経路でアクセスしてくれたのか、どのようなキーワードで検索をかけてやってきたのか。
さらには一体どれだけサイトに滞在していたのかなど、ホームページには様々なデータが出ます。
こうしたデータの活用こそ、WEBマーケティングではとても大切になります。
既存の商品やサービス同様、ホームページも改良が可能です。
狙ったキーワードによる検索での訪問者がいない場合、SEO対策に力を入れることが大切だと分かります。
アクセスそのものは少なくはないものの、なかなか売り上げに直結しない場合、訪問者が求めているものがないので、滞在時間が短かい可能性もあります。
このように、ホームページを分析することで、ホームページに足りないことが分かります。
結果、その後のサイト制作・ホームページ制作での改善が求められるというわけです。
WEBマーケティングは決して魔法ではありません。
WEB上で行っている点を除けば現実のビジネス同様、需要と供給を見極めることや他社競合の動向も探らなければなりません。
そのためにはどのようなホームページが理想なのかが問われます。
ホームページは分析も大切ですが、では具体的にどのように分析すれば良いのでしょうか。
そのためのツール等がいくつかあるので、上手く使いこなすことで様々なデータを知ることができます。
自社のホームページの様々なデータの分析は、『Googleアナリティクス』が肝と言っても過言ではありません。
Googleアナリティクスの利点はまず、様々な機能があるにもかかわらず、誰もが無料で申し込める点です。
Googleアナリティクスではアクセス数から検索キーワード、滞在時間など細かいデータが多々網羅されています。
それらのデータをチェックすれば、自社のホームページには何が足りないのかが見えてくるはずです。
また、Googleが提供しているとあって、検索エンジン対策としても使いやすい点が特徴です。
Googleアナリティクスの数値を改善させるために頑張ることが、検索エンジン対策に繋がるといっても過言ではありません。
分かりやすさや入手方法、検索エンジンとの連携など全ての面でWEBマーケティングで必須のツールとなっています。
「Googleアナリティクスさえあれば、他に何もいらない」と豪語する人も珍しくありません。
一方、他にも初心者向けの分析ツールがあるので、ご紹介します。
Googleアナリティクスよりも初心者向けとされているのが「USER LOCAL」です。
解析できるページやWEBサイトの規模に制限がなく、性別や年齢といったデータまで自動で取得できます。
そのため、初心者向けの直感的な操作方法とは裏腹に、様々な分析が可能となっています。
ただし、あくまでも初心者向けであって、Googleアナリティクスと比べると細かいデータの分析・解析には不向きです。
「ace analyzer」もまた、初心者向けの解析・分析ツールです。
Googleアナリティクスよりも設定が簡単で、特に曜日や時間によるアクセスを設定せずにチェックできます。
ただし、できることは限られていますので、基本的には初心者向けです。
とりあえず「まずはアクセス解析をしてみたい」人向けのツールです。
このように、アクセス解析ツールもいくつかありますが、やはり質・量どちらで考えてみても、Googleアナリティクスが一番です。
Googleアナリティクスからは様々なデータを取ることができるので、WEBマーケティングにおいて大きな力となってくれるのは間違いありません。
一方で、Googleアナリティクスの分析は専門的な知識が必要です。
より詳しいデータを利用したいという経営者の方は、Googleアナリティクスに関する専門的知識を持っているプロに相談してみるのも、一つの方法でしょう。
自社サイトの弱点や、今後必要なものを把握することが、サイトによる集客・業績アップへの道なのですから。