中日ドラゴンズ英智と中小企業経営
2014/07/23(水)
弊社のもとには多くの起業家と呼ばれるベンチャー企業からのご相談を頂きます。
一時のベンチャーブームは去ったものの、これから東京オリンピックに向けて景気上昇に伴い、
起業を考える人も増えてくる事でしょう。
そんな中で、失敗する人、成功する人の特性というのが見えてきます。
それは失敗する人ほど、
・新規事業に熱心で情熱家
・即行動、即実践できる行動力がある
・新しいことにチャレンジ出来る好奇心旺盛
・自分が優秀だと多少なりとも思っている
・過去の武勇伝を語る
・スポーツ万能で営業出身
・明るくて社交的
だということが分かりました。
というと驚かれるかもしれませんが、実際そうなんです。
ベンチャー企業の社長といえば、上記のイメージはないですか?
もちろん、こうした方の全員が失敗するわけではないです。
ただし、ココが抜けているんです。それは、
全てを疑うという自問力
です。
ビジネスで失敗する人の共通点として、すぐ信用するということです。
新聞の情報、成功事例の情報、他の経営者からの助言、ノウハウ情報など
世の中には無数の情報が垂れ流されています。正直、玉石混合のなかでそれらを見抜くためには
しっかりと疑ってかかって見抜く必要があります。
「なぜそういうことが言えるのか」
「その根拠はなんなのか」
「本質的な課題や問題はなにか」
「他社に勝ち抜くには本当にこれだけでよいのか」
「資金は足りるのか、もしかしたら●●の場合が考えられる」
等々、常に自問自答していくことが大事なんです。
成功する経営者ほど、一度話ししたことでも
不安だから何度も何度も、私に確認を説明を求めます。そこでディスカッションし、
腹落ちし、始めて実行に移すのです。
そうした人は、多少のことでは転びません。
そうした、臆病=自問力がある経営者のほうが起業家に向いていると言えますよね。