インスタグラムのリールの効果的な使い方とメリットとは
2021/10/23(土)
Webマーケティングの基盤としてSNSは無視できない存在。その中でもLINEは特にユーザー数が多く(国内だけで8,400万人以上)、LINEを中心としたWebマーケティングが盛んに行われています。
今回ご紹介するのは、そのLINEとはまた違った「LINE公式アカウント」というサービスです。LINEによるWebマーケティングをフル活用するためのサービスとして、是非とも知っておいてください。
目次
LINE公式アカウントとは、簡単に言えば「ビジネス向けのLINEアカウント」です。通常のLINEは1対1、または複数人でのメッセージのやり取りに特化しています。一方、LINE公式アカウントでは1対1や不特定多数に対するメッセージの配信などに加えて、Webマーケティングに役立つ様々な機能が提供されています。
LINE公式アカウントはプランとメッセージに送信数によって料金が変動する「サブスクリプションサービス」です。料金体系は次のようになっています。
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額固定費 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 5円 | ~3円 |
参考:料金プラン
LINE公式アカウントで出来ることは実に多様です。LINE上で展開するWebマーケティングでは、以下に挙げる機能をフル活用することがポイントです。
友だちに追加したユーザーに対してメッセージを一斉配信できます。クーポンの配布はもちろん、ニュースやお知らせなども届けることができ、ユーザーとのコミュニケーションを図ることができます。闇雲にメッセージを配信するのではなく、目的とコンセプトに沿って適切な情報を届けましょう。
LINE公式アカウントはビジネス向けのサービスですが、ユーザーと1対1でやり取りすることも可能です。きめ細かいアフターサービスやオンライン接客を実施したい企業におすすめの機能。ただし、レスポンスの速度がユーザー満足度を大きく左右します。ちなみに無料通話も可能です。
LINE上で簡単にポイントカードを発行できる機能も備わっています。紙のポイントカードと違って紛失される可能性が少なく、一定の利用率も期待できるためリピーター確保に最適です。利用データの分析も可能でWebマーケティングの施策立案に役立ちます。
友だちに登録しているユーザーのタイムラインに情報を投稿できます。新商品・新サービスのリリースのニュースを投稿するのも良し、取引先等の関係者向けのニュースを投稿するのも良いでしょう。友だちに登録しているユーザーに対して確実に訴求できるのがポイントです。
「LINEで予約」はLINE上で簡単に店舗予約ができるサービスです。飲食店を営む事業者が利用できる機能であり、LINE上で集客まで行える点がメリットのサービスです。イデアレコード並びにぐるなびと連携しているので、加盟店は簡単に利用できます。
「友だち追加広告」とは、LINEで友だちを獲得するために出稿可能な広告です。「エリア」や「性別」、「年齢」、「興味関心」などで絞り込んだターゲティングにより効率良く友だちを獲得できます。
LINE公式アカウントの活用方法として最も意識して欲しいのは「ユーザーにとって有益な情報を届けること」です。GoogleにおけるSEO対策に似ていますね。というのも、ユーザーは自分にとって有益な情報には敏感ですが、ニーズから少しでもズレると見向きもしてくれません。このような媒体には情報と商品、サービスが溢れていることから、自分のニーズに合った情報のみをキャッチする習慣が根付いているからです。
従って、LINE公式アカウントを使ってメッセージやニュース、クーポン等をお届けする際は「友だち登録されているユーザーにとって有益な情報かどうか?」を常にチェックしましょう。幸い、LINE公式アカウントにはユーザー分析機能が備わっているので、ユーザーの傾向などを分析しながら情報の有益性を確認することができます。
ユーザーに有益な情報を確実に届けられれば、LINE公式アカウントは次のアクションに移してもらいやすいWebマーケティング施策なので高い効果が期待できます。
WebマーケティングにLINE公式アカウントを活用するメリットは「ごく簡単に新しいWebマーケティングプラットフォームを導入できること」です。Webサイト運営のためにはWebサイトの構築やコンテンツの作成が必要になります。
一方、LINE公式アカウントならアカウント登録をして各種情報を入力し、メッセージやクーポンなどの配信を始めるだけです。プランとメッセージ送信数に応じて料金が加算されるため、リスティング広告よりも予算がコントロールしやすいのも大きなメリットでしょう。
また、1ヶ月あたり45,000通のメッセージを送信しても月額費用が15,000円なので、中小企業や個人経営店舗でも活用しやすいWebマーケティングプラットフォームなのです。
「Webサイトの構築や運営は難易度が高そう」と感じている方は、ぜひLINE公式アカウントをご活用ください。少ないコストで様々な機能を利用し、短期的な効果が期待できるWebマーケティングを展開できます。
ただし、中長期的な集客を目指すのであればやはりWebサイト運営も大切です。もしもWebサイト運営とLINE公式アカウントを合わせて展開できれば、非常に強力なWebマーケティング施策を実施できるでしょう。ひとまずLINE公式アカウントでWebマーケティングを開始して、徐々にWebサイト運営を視野に入れるというやり方も良いかもしれませんね。