SEO対策でパンくずリストは必要?
2021/07/21(水)
昨今のホームページ制作では、「モバイルファースト」をが当たり前となっています。
モバイルファースト、あるいは「モバイルフレンドリー」と呼称されることもありますが、つまりスマートフォン(以下スマホ)ユーザーのためのサイト制作が求められています。
もはやパソコンよりもスマホからネットに接続している人の方が圧倒的に多い時代です。
そのため、パソコンからの閲覧者よりもスマホからの閲覧者を意識しなければならないのです。
目次
総務省の発表によると、ネット接続は40代以下ではパソコンよりもスマートフォンの利用率のほうが高くなっています。
50代に関してもスマホユーザーがパソコンユーザーに肉薄していることもあり、「ネットへのアクセス=スマホ」と言っても決して過言ではない状況となっています。
そのため、スマホからのアクセスが当たり前となりつつあるのにスマホ向けのサイトを作っていなかったり、あるいはスマホからでは見にくいサイトではビジネスチャンスを逃しているようなもの。
スマホからのサイト閲覧者がその後大きな利益をもたらしてくれる顧客になる可能性も秘めているだけに、ホームページ制作においてモバイルフレンドリー/モバイルファーストを心掛けるのは”当たり前”である、と言えるのです。
モバイル向けのサイトの制作では、パソコン向けのサイト制作とは違ったことを意識する必要があります。
単純にモニターの大きさが異なるだけではなく、パソコンからアクセスするユーザーとスマートフォンからアクセスするユーザーは、サイトへのアクセス時の背景が異なります。
その点まで考慮した上でモバイル向けのサイト制作を行うと、ビジネスチャンスを逃すことは少なくなるでしょう。
サイトへのアクセスという点ではSEO対策が不可欠ですが、検索エンジンの一つ、Googleがモバイルフレンドリー/モバイルファーストを重視していることをご存じでしょうか?
Googleの検索エンジンのアルゴリズムは、簡単に言えば「ユーザーが見てどう思うのか」です。
人間が見た際、重要だなと思えるサイトは上位に表示されています。
そこで世界的にスマホの利用者が増えている状況もあり、スマホで見やすいサイトは上位に表示されやすくなっています。
コンテンツに自信があるとしても、スマホから見にくいサイトの場合、Googleは「スマホユーザーにはお勧めできないサイト」と判断し、検索エンジンからの評価も低くなってしまいます。
サイト制作の際に大切なのは「何を訴えたいのか」だと考える経営者の方は多いでしょう。
自社サイトだからこそ、自分たちが情報発信したいことを発信できるメリットがありますが、一方で、サイトは閲覧者がいてこそです。
しかし、Googleから評価されない場合、検索エンジンの上位に表示されません。
パソコンユーザー以上にスマホユーザーは検索エンジンの上位だけしか見ない傾向にあります。
上位に表示されなければ、自分たちの魅力をどれだけアピールしたとしてもサイトにアクセスしてくれる閲覧者が増えません。
たとえば、サイトのアドレスを一文字ずつ打ち込んでアクセスするユーザーは、なかなかいません。
多くのユーザーにとって、ネットでの一歩目は検索エンジンなので、Googleにどれだけ評価されるサイトを作るのかが大切です。
つまり、多くの人にサイトを見てもらうために、モバイルフレンドリーを意識しなければならないのです。
スマホを意識したサイトは、「レスポンシブ対応」でなければなりません。
レスポンシブ対応になっていない場合、残念ながらGoogleから「スマホユーザーでも見やすいサイト」と判断されません。
しかし、そもそも「レスポンシブ」という言葉そのものを初めて聞くという経営者さんもいらっしゃるでしょう。
そこで「レスポンシブ」についてご説明します。
「レスポンシブ」とは、どのデバイスから見ても最適なサイズになるよう設計することです。
スマホからの閲覧者が増えているとはいえ、決してパソコンからの閲覧者がいないわけではありません。
また、タブレットの存在もあります。
ネットの閲覧者は割合にすればスマホユーザーが多いものの、決してスマホユーザーだけではありません。
このように、ネットへのアクセス方法は多種多様となっています。
そこでレスポンシブです。
レスポンシブデザインとは、どのような端末からアクセスしても、その端末に合わせて表示するようサイト制作することです。
スマホ用のサイト、パソコン用のサイトと別々で用意するのではなく、どの端末から見てもサイズを自動で調整してくれるサイトなので、管理が簡単です。
レスポンシブデザインのメリットは、Googleから評価される点、そしてサイト管理が楽な点にあります。
デバイスの数だけサイトを作るとなれば、多くのリソースを割かなければなりませんし、効率も良くはありません。
しかし、レスポンシブであればいわば微調整するだけで良いので、サイト制作や管理の手間もかかりません。
メリット面を考えた時、今後はレスポンシブなサイトが求められていくことになるでしょう。
サイト制作においてモバイルフレンドリーを意識することが、アクセスを集めるために大切です。
スマホからのアクセスは、大切なアクセスです。
スマホの場合、パソコンよりも気軽に利用できるのでモバイルフレンドリーなサイトにするだけでアクセスアップを見込めます。
ただし、このモバイルファースト/モバイルフレンドリーや、レスポンシブ対応について理解しているサイト制作会社は、それほど多くはないのが現状です。
もし経営者の皆さんがホームページ制作を検討されているなら、興味のある制作会社にモバイルファースト/モバイルフレンドリーや、レスポンシブについて聞いてみてください。
サイト制作において最も大切なこの2点を理解している制作会社こそ、あなたの会社に大きな成果をもたらしてくれるはずです。