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O2Oとは?わかりやすく解説

WEB集客におけるCROとはWebマーケティングに取り組んでいると「O2O(オー・ツー・オー)」という言葉を見聞きする機会がありますが「今さら人に聞けない」と悩んでいる方も多いでしょう。
本記事では、そうした方の疑問を解消すべくO2Oについてわかりやすく解説します。

O2Oとは?

O2Oとは?
O2Oは「Online to Offline(オンラインからオフラインへ)」または「Offline to Online(オフラインからオンラインへ)」の略です。一般的には前者を指すケースが多く、オンラインで集客した人々をオフライン、つまり実店舗へ誘導する戦略を意味します。
O2Oは「Online to Offline(オンラインからオフラインへ)」または「Offline to Online(オフラインからオンラインへ)」の略

オムニチャネルとの違い

O2Oに類似した戦略に「オムニチャネル」と呼ばれるものがあります。2012年から積極的に取り組まれるようになった戦略です。オムニチャンネルとは、企業が持つあらゆるチャネルを統合した「一貫性の高い購買体験を提供する」ものです。
O2Oはあくまでオンラインからオフラインでユーザーを誘導する戦略なので、全てのチャネル(ユーザーとの接点)が繋がっている必要はありません。オムニチャネルが「囲い込む戦略」 だとすると、O2Oは「誘導する戦略」 ということになります。

O2Oが注目されている理由

O2Oが注目されている理由
WebマーケティングにおいてO2Oが注目されるようになった背景には「スマートフォンとSNSの普及」が深く関係しています。まず、スマートフォンの利用率は世帯保有率が約83.4%となっており2015年にパソコンを抜いています。
スマートフォンの利用率は世帯保有率が約83.4%
出典:総務省「令和2年通信利用動向調査の結果」
多くの人々にとってスマートフォンは生活の一部と化しているのです。これを考慮するだけでもO2Oの重要性を理解できます。しかし、もう1つ大切な要素がSNSとなります。総務省の調査によれば、2020年のSNS利用状況は全体で73.8%となっており、60~69歳でも60%を超えています。
SNSは企業が顧客や消費者とコミュニケーションを取るために欠かせないチャネルです。つまり、O2Oによってオフラインからオンラインへと 誘導する際に必須となっています。
O2Oの重要性を加速させたのはスマートフォンの普及よりもSNSの普及と言ってよいかもしれません。

O2Oで活用すべきチャネル

O2Oで活用すべきチャネル
O2Oで活用すべきチャネルはいくつかあります。各チャネルの特徴とO2Oへの活用ポイントを整理していきましょう。

ECサイト

ECサイトはオンラインでの売上を作るのに欠かせない要素であると同時に、O2Oでも重要な役割を果たします。特にECサイトと実店舗における顧客データを共有できている場合、きめ細かいマーケティング施策が可能になります。
例えば、特定の顧客にのみクーポンを配布するなど効果的な戦略を展開可能です。
また、実店舗を訪問した顧客に対してオムニチャネルのような一貫性の高い購買体験を提供し、満足度向上も見込めます。

SNS

SNSは情報拡散力が高く、また現在ではあらゆる年代にアプローチできるのが大きな強みです。
たとえば「指定したハッシュタグ(#)をつけて投稿してくれたユーザーの中から1,000名様に500円OFFクーポンを配布」などのキャンペーンを実施できます。そうすれば多くの参加が見込め、O2Oとして実店舗に誘導するだけでなく情報拡散効果もあります。
フォローしてくれているユーザーに特別なオファーを送るなど、多種多様なO2O施策を展開できるのもSNSの魅力です。

アプリ

より強い誘導効果があるのがアプリです。店頭での地道なダウンロード案内や告知など広める努力は必要になります。しかし、アプリをダウンロードしてくれたユーザーは高確率でリピーターになります。
「初回ダウンロードにつき商品購入代金から10%OFF」などのキャンペーンによりアプリのダウンロード数向上を図っている店舗もあります。

位置情報

アプリに位置情報機能を加えると、ユーザーが最寄り店舗の半径500m以内に近づくと案内通知を送るなどのO2O戦略も展開できます。ユーザーが常に位置情報をONにしていることが条件となりますが、注意喚起として効果的です。
同時にクーポンを配布すれば来店率がアップします。

QRコード

ユーザー同士の横の繋がりを活用するにはQRコードがおすすめです。たとえばLINEはQRコードによる友達追加をいち早く取り入れたことで、爆発的にユーザーが増えました。
提供するアプリにQRコードによる招待機能を追加すれば、ファン層が新しいユーザーを引き込んでくれる可能性が高まります。QRコードで追加されたユーザーに特別なオファーを送るのも効果的です。
O2O戦略ではいずれか1つのチャネルに絞る必要はありません。ECサイトもSNSも、アプリも全て活用しながらO2O戦略を実施しましょう。店舗に足を運んでもらうことで、ファン層の維持や拡大に貢献します。
オンラインショッピングが主流な時代であっても、店舗はファンとの繋がりを保つための貴重なチャネルです。オンラインにユーザーが流れた時代ですが、上手くオフラインへと誘導しましょう。そうすることで、より効果の高いマーケティングやブランディングなどを実現できます。

O2Oは身近なところから始めましょう

O2Oは身近なところから始めましょう
O2O戦略を始めるにあたり、いきなりアプリ開発・運用は難度が高いでしょう。ECサイトを既に所持している場合は店舗とECサイトにおける顧客データの統合などにまずは取り組んでみてください。
また、データ統合で終わるのではなくそれらを如何に活用するかが最も重要です。
SNSも比較的簡単に始められるO2O戦略です。まだアカウントを所持していない企業は無料で作成し、運用を開始しましょう。O2O戦略だけでなくファン層の獲得やブランディングにも取り組めます。
「従来の集客手法が通用しなくなってきた」と焦り始めた方は、この機会にO2Oに新たな集客手法に取り組んでみましょう。
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