構造化マークアップとは?メリットや設定方法をご紹介
2021/10/07(木)
Googleは「ユーザーに有益なコンテンツを届けること」を使命としています。
従って検索上位に表示されるコンテンツは総じて質が高いと判断されたコンテンツであり、Webサイト運営者は常に「ユーザーに有益なコンテンツ」を作成することを意識する必要があります。
また、「ユーザーにとって有益」という定義の中には「表示速度が速く、ユーザービリティーが高いかどうか」という内容も含まれています。
単に質が高いだけでなく、表示速度が速くユーザーに極力ストレスを与えないWebサイトを作ることも重要なのです。
そこで今回は、Webサイトの表示速度等をスコアリングしてくれる「Page Speed Insight」というGoogleの無料ツールについてご紹介します。
目次
Page Speed Insightとは、Googleが提供するSEO対策向けツールの一つです。
無料で使えて、URLを入力するだけで様々なスコアをチェックできます。
コンテンツの表示速度が遅いほどユーザーは離脱する傾向にあるため、やはり表示速度が速い方がSEO対策として有利なのです。
Page Speed InsightではWebサイトの表示速度に関する様々な情報が得られます。
では、Page Speed Insightで出来ることを確認していきましょう。
Page Speed Insightに調査したいWebサイト(もしくはディレクトリ)のURLを入力し、「分析」をクリックすると即座に分析がスタートします。
結果が表示されるまで数分かかることもあるので表示されるまで待ちましょう。
上記が分析結果画面です。「モバイル」と「パソコン」のタブを切り替えて、分析対象を変更できます。中央にあるスコアがWebサイト全体の表示速度を表しています。スコアが50〜89なら平均的な表示速度、90以上なら表示速度が速く、49以下なら表示速度が遅いと判断されます。
画面を下にスクロールすると、「改善できる項目」という欄があります。ここではWebサイトの速度を改善するために何が必要なのかを教えてくれるため、表記内容に従ってWebサイトを改善すればそれだけで表示速度がアップします。
各項目をクリックすると、より詳しい改善点が知れます。
さらに画面を下にスクロールすると「合格した監査」という欄があります。これをクリックするとPage Speed Insightによる分析の結果、合格した項目をチェックできます。
「合格した監査」チェックすれば改善不要な箇所を明示してくれることから、Webサイトに余計な改善を加えずに済み、効率良くSEO対策を実施できます。
それでは、実際にPage Speed Insightを使ってみましょう。Page Speed Insightにアクセスしたら分析したいWebサイトのURLを入力し「分析」をクリックします。分析結果が表示されたら、ひとまず「パソコン」タブをクリックしてパソコンから閲覧した際のスコアをチェックしましょう。
スコアのすぐ下に表示されている各指標は、それぞれ次のような意味です。
FCP:ページの読み込み開始からコンテンツの一部が表示されるまでの時間
FID:ページ内でユーザーが最初に取ったアクションに対してブラウザが反応するまでの時間
LCP:ページ内でサイズが最も大きなメインコンテンツが生成されるまでの時間
CLS:Webサイト運営者が意図しないレイアウトのずれがどれくらい発生するかの指標
表示されている色が緑なら良好、黄色なら改善が必要、赤なら不良です。
次に「モバイル」タブに切り替えてスマートフォンやタブレットからWebサイトを閲覧した際の表示速度について確認してみましょう。
「パソコン」に比べて「モバイル」のスコアが低いケースが大半です。ただし、Googleアナリティクスを確認してスマートフォンからの流入数が多いにもかかわらず、「モバイル」のスコアが顕著に低い場合は要改善です。
スマートフォンの保有率はすでにパソコンを上回っており、インターネット上のトラフィックもスマートフォンが上回ることが大半です。このことを考慮すると、スマートフォンやタブレットからの流入数が多いWebサイトは「モバイル」のスコア向上を目指し、より快適な体験をユーザーに届けることに早急に取り組むべきでしょう。
数あるGoogleのSEO対策向けツールと同様に、Page Speed Insightは様々な情報が得られる素晴らしいツールです。もちろん、他のツールと同じように無料です。
Page Speed Insightを利用すればWebサイトに対する新しい洞察と、改善点が得られます。URLを入力するだけの簡単操作なので、まだ利用したことがないという方は、これを機にPage Speed Insightを活用してWebサイトの表示速度改善に取り組んでみましょう。