ユーザー数、PV数、セッション数の違いとは?
2021/09/16(木)
「あなたのお客様はどなた?」
この質問をした際に明確に答えが返ってくる企業は、意外に少ないものです。
当然ながら、どんなビジネスにおいても、ターゲットとしうるユーザーに対して商品やサービスを提供しています。
事業の基本である「誰に、何を、どうやって」の「誰に」に該当する部分です。
その最も大切なターゲットユーザーが明確に定まっていない! ここが事業がフライトしない要因かもしれません。
ターゲットユーザーを想定することを「ペルソナ」と言います。
ここでよく「幅広いターゲットを想定しているので、絞り切ることはできない!」と言われることもありますが、そもそも話が違います。
絞り切るからこそ、しっかりと届けたいユーザーに対して、訴求できる商品、サービスが展開できるのです。
当然ながら、企業の規模によっては、企業としてのペルソナやPJT単位のペルソナ、または商品としてのペルソナなど、区分けはあるでしょうが、いずれにせよペルソナを設定することが大切です。
では、ペルソナを設定する具体的なメリットには、どんなことがあるのでしょうか?
ペルソナを設定するメリットとして、まず一つ目に挙げられるのは、社内でターゲットユーザーを共有できることです。
特に中小企業となると、社長をはじめ、声の大きい人の意見に寄る傾向が多々見受けられます。
この時点でそもそもNGですが、しっかりと社内メンバーでペルソナを共有することで、ブレない訴求が可能となります。
ペルソナ設定の二つ目のメリットは、選択と集中が可能になることです。
中小企業の一番の課題は、リソースです。人・物・金、の限りあるリソースの中で、マーケティングを講じなければなりません。
自社よりも資本力の大きい企業とガチンコ対決をすると、体力が持ちません。
ペルソナ設定をすることによって、しっかりと限られたリソースを集中投下することが可能となるのです。
ペルソナ設定の三つ目のメリットとしては、マーケティング戦略の設定が容易になること。
二つ目のメリット「選択と集中が可能になる」にもリンクしますが、ペルソナを設定することで、消費行動を深く想定できるようになります。
あとは想定したペルソナに対して、適切な広告戦略を講じればよいわけです。
いかがでしたでしょうか?
今の時点で「社内のペルソナが明確にない!」という企業様は、一度ペルソナを想定してみるのをおススメします。
ペルソナを想定する際に気をつけていただきたいのが、社内メンバーだけで決めるのではなく、社外の第三者にファシリテーターとして入ってもらうことです。
なぜなら、ペルソナも自己都合で決めて上手くいくものではなく、しっかりと客観視した上で設定することが重要なのですから。