中日ドラゴンズ英智と中小企業経営
2014/07/23(水)
「新規事業をはじめるので相談にのって欲しい」という旨の経営相談が最近特に多いのですが、
その中には、どういった事業を始めればいいかという時点からのご相談もございます。
まず、事業そのものを検討する際に大きなポイントが3つあります。
この3つを外してしまうと成功までの道のりが大変なものになってしまいます。
ぜひ、しっかりとおさえておいて下さい。
<第1ポイント>
商品およびサービス単価が高いこと
当たり前のことですが、商品単価が低い商品であれば数多くの商品を売らなければなりません。
単価が低くても高くても、1つの商品を売るためのコストはあまり変わりません。
であるならば、少しでも高い単価の商品を設定されることをオススメします。
もし、どうしても高く設定出来なければ、商品+追加サービス、付帯品、アフターサービスなど
まで含めて獲得できるような「パッケージ化」をすることで商品単価アップをはかること
検討してみて下さい。
<第2ポイント>
分かり易い商品であること
どんなに性能の高い商品であっても、良い商品であっても、その良さが分からないような商品、
分かり難い商品であってはいけません。なぜだめなのか?というと
商品の素晴らしさが分かり難い場合、必ず説明が必要になってきます。
そうなると誰がその説明をいつするのでしょうか?
つまり 、営業マンであったり、WEBに詳細説明ページが必要になります。
営業マンであれば、その説明をする機会はそうそうあるものではないですし、
WEBであれば、ほとんどの方は、興味を持つ前にページを離れてしまうでしょう。
そうした点で、分かり易い商品であることは売れる為に必要なことなのです。
もちろん、そうしたキャッチコピーを考えるということも重要なことですね。
<第3ポイント>
リピート性のある商品であること
新規顧客を獲得することは非常にコストがかかります。その新規顧客がリピートしない商品であれば
永遠と新規顧客を獲得し続けなければなりません。そうなると非常に事業継続が厳しくなってきます。
そうならないためには、新規顧客が更に商品を継続的に購入する可能性のある商品(またはそれに変わる商品)
を設定することが重要になります。
プリンターを例にとると良くわかりますよね。
プリンター本体は今、非常に安くなっています。キャノン、エプソン、HPなど
どのメーカーも数年前と比べても価格は安くなってきています。それでも何故儲かるのか?
それは、消耗品=トナーを消費者は継続して買わなければならないからです。
しかも、その消耗品はほとんど値引きはされないのです。消耗品はプリンターのメーカー毎に
異なりますから、値引きする必要なないのです。
リピート性があるからこそ、新規のタイミングでは大きく値引きも出来る訳です。
そうした視点で商品を設定することも重要です。
以上、新規事業を始める上で重要な3つのことを述べましたが、
あくまで最低限おさえておかなければならない、ポイントです。その他にも無数のポイントがあります。
新規事業は事業戦略と商品戦略が成功の90%を占めます。
ぜひ、しっかりと戦略を持って、取り組んでくださいね。
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