SEO対策でパンくずリストは必要?
2021/07/21(水)
WEBマーケティングをいざ自分で行おうと思っても、決して簡単なものではありません。
もちろんWEBマーケティングのプロに依頼するほうがよいですが、依頼する業者のタイプは気を付けなければなりません。
特に注意したいのが、WEB制作会社の選び方です。
目次
WEB制作会社にホームページ制作を依頼しても、思うような成果が出なかったという経験をお持ちではないですか?
それには理由があります。
多くのWEB制作会社にとって、サイトをつくる目的がマーケティングではないからです。
WEB制作会社のお仕事は、クライアントからの依頼を受けて、ホームページを制作することです。
ただ、その「制作」の中に「マーケティング」という概念を持っていないWEB制作会社がほとんどです。
そもそもホームページを制作する際には、
- どのようなホームページを制作すれば狙った顧客を引き込めるのか
- どんなサイトが自社のビジネスの役に立つのか
などを考えて作ることが求められますが、多くのWEB制作会社が行っているのは、あくまで「WEBデザイン」に過ぎません。
WEB制作会社は、いわばWEBデザイン会社である、と考えると分かりやすいのではないでしょうか。
つまり、ホームページが欲しいだけではなく、WEBマーケティングを考えているのであれば、それに対応しているWEB制作会社を探さなければいけないのです。
WEB制作会社もマーケティングをしてくれればよいのですが、多くのWEB制作会社にとって、サイト制作の目的はあくまで「ホームページを作る」ことです。
というのも、多くの制作者やデザイナーは、“芸術家”というスタンスを持っています。
もちろんサイト制作において、見た目のデザインは重要です。
見た目が古かったり、見にくいサイトでは、ユーザーがアクセスしてもすぐに離脱してしまうでしょう。
ただ、その見た目の部分だけにこだわりすぎるWEB制作会社が多いのも事実です。
つまり、そういったWEB制作会社は、「デザイン的に素晴らしいホームページを作れば業績はアップする」と考えているのです。
そこに「どうやってビジネスを成功させるか」というマーケティング的な観点は、存在していません。
そもそも、WEB制作会社はホームページをデザインする力はあっても、マーケティングのスキルを持っているわけではありません。
ホームページをより綺麗に見せるためのデザイン技術は素晴らしいでしょう。
しかし、それとWEBマーケティングのスキルは別モノです。
たとえばSEO対策について、具体的に何をすれば収益が上がるのかまで把握している制作会社は、どれだけあるのでしょうか?
WEBマーケティングとは、ホームページを作って終わりではありません。
むしろホームページが完成して初めて、WEBマーケティングの一歩目を踏み出すことになります。
しかし、多くのWEB制作会社はホームページが完成すればお仕事は終わりです。
だからこそ、本気でWEBマーケティングのことを考えるなら、WEB制作会社に全てを任せるべきではないでしょう。
インターネット創成期であれば、ホームページを持っているだけでアドバンテージになりました。
その時代はまだまだ「SEO対策」と言った言葉もなかったので、ホームページ制作の際には“見栄え”だけが求められていました。
より格好良いデザイン、人の目を引くようなデザインのホームページが求められていたものです。
しかし時代も進み、WEBマーケティングが当たり前になるとホームページのデザインそのものよりも、いかにビジネスに繋げるのかが求められるようになりました。
ホームページが完成してからアクセスの解析、サイトがどれだけビジネスに役立っているのかやアナリティクスの分析などを行いつつ、WEBマーケティングは進んでいきます。
WEBマーケティングという概念では、ホームページは完成してから何をするのかが重要です。
たとえば、肝心のホームページそのものもSEO対策が求められるのは言うまでもありませんが、WEB制作会社の場合、SEO対策よりもデザイン等を重視する傾向にあります。
今の時代、WEBマーケティングに於いては見栄えの良いホームページではなく、マーケティングに役立つホームページが求められています。
そのため、マーケティングという概念が希薄なWEB制作会社に依頼しても、思うような効果が出ないことは明白です。
ホームページを制作、あるいはリニューアルしようと思えば、まずはWEBマーケティングを把握しているWEB制作会社を探さなければいけません。
あるいは、WEBを利用したビジネスを熟知している「ビジネスの専門家」に依頼したほうが、成功までの道のりが見えやすいでしょう。