SNSマーケティングの方法・メリットとは
2021/07/25(日)
アクセス数世界第一位の検索エンジンといえばGoogleです。
では、世界第二位の検索エンジンとは何でしょう?答えは「YouTube」です。
YouTubeはGoogleに次ぐ超巨大プラットフォームであり、Google同様にWebマーケティングでは見逃せない存在です。
そこで今回は、「企業のYouTubeマーケティング戦略」についてご紹介します。
目次
文字通りYouTubeを活用したWebマーケティング戦略です。YouTubeは趣味の動画をアップしたり、YouTuberとして活躍したりするためだけのプラットフォームではありません。企業こそYouTubeを積極的に活用し、新しいWebマーケティング施策を始めるべきです。
日本国内におけるYouTubeの視聴者数は月間6,500万ユーザーを超えています。これは、FacebookやTwitterなどの人気SNSよりも多い利用率です。
出典:Think with Google「月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に」
これほど巨大なプラットフォームですから、各種SNS同様にWebマーケティングで活用しないわけにはいきません。
非常に多くのユーザーにリーチすることができ、商品やサービスの認知拡大からブランディングまで様々な目的の実現に繋がります。
YouTubeマーケティング戦略のデメリットとしては、効果を発揮するまでに時間がかかること、コストがかかることです。
どの方法を選択するかにもよりますが、SEO対策等の他のWebマーケティング施策とは違ったノウハウが必要になるので、時間もコストもかかる傾向にあります。
YouTubeマーケティング戦略の方法は主に3つあります。
それぞれ特徴が異なるので、マーケティングの目的に応じた方法を選択しましょう。
YouTubeチャンネルを作成し、動画投稿を通じて集客を狙う方法です。
取り組みの大まかな流れはWebサイト運営と同じです。
コンテンツを設計し、作成し、編集して投稿する。
また、SEO対策と同じように検索アルゴリズムを理解したり、ユーザーの検索意図を読み取ってコンテンツを作成することがポイントです。
Webサイト運営のようにサイト制作が不要なのでYouTubeマーケティング戦略を始めるまでの時間はかかりませんが、一つ一つのコンテンツを編集するのに時間がかかります。
編集用のツール等も必要なので、新しいノウハウを積み上げていかなければなりません。
手間や労力はかかりますが、その一方でチャンネル登録者数が増えるほどマーケティング効果が高まります。
設定したキーワードの検索上位に表示されれば、より多くのユーザーに自社の商品やサービス、ブランドをリーチできるので高い集客効果が期待でき、マーケティングチャネルとしての資産化も図れます。
国内13店舗、海外3店舗を店内する工具店のファクトリーギアのYouTubeチャンネル「工具屋てっちゃん」では、豊橋店の店長がメインキャラクターを務め工具に関するコアな知識をYouTubeで配信し続けています。
現在のチャンネル登録者数は1.9万人、再生回数は5,000〜2万5,000回となっており、中小企業のYouTubeマーケティングとしては上手くいっている事例と言えます。
工具店ならではの視点から様々なシーンを想定し商品を紹介してくれるので、近くにファクトリーギアがあれば行きたくなるほど情報が充実しています。
YouTube内では広告を出稿できます。
広告には次のような種類があります。
これらの広告はYouTubeの検索結果や関連動画と連動し、商品やサービスに興味関心が高いユーザーへ自動的に表示されます。
広告コストはかかりますが、YouTubeマーケティング戦略の中で短期的な効果を狙うならYouTube広告がおすすめです。
リスティング広告やディスプレイ広告と比較すると、動画の情報量というのは非常に濃く、かつ訴求力も強いのでユーザーの行動を促しやすいのがメリットです。
また、同じ映像を使った広告でもテレビCMよりコストが安く、かつユーザーの興味関心に合わせて広告を配信できるので効率的なマーケティング戦略を展開できます。
YouTubeへの動画投稿から収益化を実現している人やグループをYouTuber(ユーチューバー)と呼びます。
有名YouTuberは数十万人、数百万人のチャンネル登録者数を獲得しているので、彼らの動画の中で自社の商品やサービスを紹介してもらえれば、情報が一気に拡散する可能性があります。
ただし、注意しなければいけないのが「ステルスマーケティング」と判別されないことです。
ステルスマーケティングとはスポンサーが付いていることを伏せて、あたかもYouTuber本人がその商品やサービスを愛用しているかのように情報発信するマーケティング手法です。
企業やYouTuberにそのつもりがなかったとしても、ステルスマーケティングと判別されると炎上して企業とYouTuberの信頼が失墜する可能性があります。YouTuberを起用する場合は、スポンサー動画であることを明確にした上でコンテンツの作成・投稿するよう注意してください。
企業のYouTubeチャンネルを開設するだけなら誰でも簡単に行えます。
また、現在Webサイト上で公開しているコンテンツを動画化すれば、ひとまずコンテンツ設計に悩む必要はありません。
すぐにYouTubeマーケティング戦略が始められるでしょう。
YouTubeの視聴者数は今後も増えていくのではないかと考えられます。
いつでもどこでも、好きな時に好きな動画が見れるというのはテレビ視聴にはない大きなメリットです。
Webマーケティングを検討している企業は、そうしたYouTubeの可能性に着目し是非ともYouTubeマーケティング戦略を活用してください。