ホームページ制作の際の注意点とは?
2021/10/31(日)
WordPressの定番プラグインであるAll in One SEOは、サイトに掲載するコンテンツのSEO(検索エンジン最適化)をサポートするツールです。無料版と有料版があり、無料でも幅広くSEOをサポートしてくれることで人気があります。
今回はこのAll in One SEOがどのようなプラグインなのかを解説します。サイト運営において必須ツールなので、この記事でAll in One SEOについて知っておきましょう。
目次
予備知識としてWordPressのプラグインについてご説明します。
プラグインというのは「新しい機能を手軽に追加できるプログラム」のことです。機能追加と聞くとプログラミング言語を用いてWordPressのソースコードを編集するような作業を思い浮かべますが、プラグインならWordPressにインストールするだけで完了です。
現在、WordPressには無料で使えるプラグインが5万5,000個以上も提供されており、様々なプラグインを駆使すれば、実現できない機能は無いほどです。
しかし一点注意すべきは、プラグインを大量に導入するとアップデートが追いつかずセキュリティ面が不安になることです。従って、問題なく管理できる範囲でプラグインを導入するのが肝要です。
All in One SEOは数あるWordPressのプラグインの中で、世界中で利用され、Webマーケターに人気の高いプラグインです。現在、200万件以上ダウンロードされています。
運営するサイトを検索エンジン上で上位表示化するための対策がSEOです。SEOでは「適切なキーワードを設定してコンテンツを作る」という知識が広く知られていますが、実際のところSEOには様々なテクニックがあり、コンテンツを最適化しただけでは高い効果が得られません。
一方、サイト全体にSEOを実施するには知識とスキルが必要であり、なおかつ正しい運用が必要です。そうしたSEOを全て手作業で実施するのは現実的に難しいため、All in One SEOを利用して効率よくSEOを実施していくのが主な目的になります。
では、All in One SEOで具体的に何が出来るのかをご説明します。
Google検索上で表示されるサイトのタイトルタグやメタディスクリプションタグの設定が行えます。単にタイトルタグを入力するだけでなく、区切り記号を付け加えたり、サブタイトルを付けたりできます。
メタディスクリプションタグとは、検索結果画面上でサイトやコンテンツのタイトル下に表示される説明文のことです。サイト自体のメタディスクリプションタグは設定画面から入れ込むことができ、コンテンツのメタディスクリプションタグは投稿ページから設定できるようになります。
単にTwitterやFacebookのアカウントを連携するのではなく、OGP(Open Graph Protcol)の設定ができます。
OGPとはTwitterやFacebookにおける特定の投稿URLを入力すると、投稿のタイトルやテキスト、画像をカードのように表示してくれる機能のことです。
noindexタグはコンテンツを検索結果に反映させたくない時に設定します。All in One SEOでは、ページ毎にチェックを入れるだけで、簡単にインデックスさせない設定が可能です。ただし、この設定はSEOへの影響が大きいため、十分な知識を身につけてから正しく設定しないとGoogleからの評価が下がる可能性があります。
All in One SEOを使えばGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを簡単に設定できます。
GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールはサイト運営には必須のツールであり、本来は設定のために追跡用のコードをサイトのソースコードに貼り付ける必要があります。知識とスキルがないとサイトのレイアウトが崩れたり、最悪の場合は表示されなかったりなどのトラブルが起こるため、サイト編集のスキルがない場合はAll in One SEOを使うのが安心です。
XMLサイトマップとは、Googleの検索エンジンに対して「このサイトは、こんな具合に全体が構成されていますよ!」とアピールするためのものです。
Google検索では「クローラー」と呼ばれるプログラムがサイト内を回遊し、そこにあるコンテンツを見つけて検索エンジンにインデックス(登録)してくれます。しかしクローラーはリンクを辿りながらサイト全体の構成を把握しようとするので、コンテンツの中にはクローラーに見つかりにくい位置にある場合が少なくありません。
Googleサーチコンソールを通じてXMLサイトマップをGoogleの検索エンジンに送信すると、クローラーがXMLサイトマップに従ってサイト内を回遊してくれるので、全てのコンテンツがインデックスされるようになるというわけです。
All in One SEOはこのXMLサイトマップを自動で作成してくれます。
サイト運営を通じてWeb集客をしたい企業にとって、All in One SEOは強い味方です。世界中のWebサイトがAll in One SEOをインストールしてSEOを強化しているのが、何よりの証拠でしょう。
自社サイトにもAll in One SEOをインストールし、ぜひSEO強化を図ってください。ただし前述のように、All in One SEOには設定がデリケートな部分もあるので、必要に応じて知識を身につけるかプロに依頼することを検討しましょう。