美容院がとるべきWebマーケティング&WEB集客戦略とは?
2021/10/01(金)
Webマーケティングにおいて「競合分析」は非常に重要なのですが、つい疎かにしてはいないでしょうか?
競合サイトがどんなコンテンツを掲載し、Google検索で何番目に表示されているかなどの情報を収集し、分析することで競合サイトのことだけでなく自社サイトの今後の方針なども見えてきます。
そこで今回は、Webマーケティングにおける競合分析の重要性とやり方について解説します。
これを機に競合サイトにも目を向けて効果の出るWebマーケティングを目指しましょう。
目次
まずは競合分析の重要性からお話します。
Webマーケティングを実施している企業が競合分析を行わないと、どんなことが起こるのでしょうか?
Webマーケティングを始めたばかりの企業に必要な戦略の1つが「競合の少ない検索キーワードでアクセス数を集める」です。
生まれたばかりのWebサイトの価値はゼロに近いので、良質なコンテンツを投稿しても競合が多いとなかなか検索上位に表示されません。
それならば競合の少ない検索キーワード(スモールキーワード)を中心にコンテンツを揃えていき、少しずつアクセス数を集めていきます。
しかし競合分析を行なっていないと競合の少ない検索キーワードの把握できないため、競争激しい検索キーワードでコンテンツを作成することになり、分の悪い戦いが続いてしまうのです。
工務店が運営するWebサイトなら、当然ながら他の工務店Webサイトが競合ということになります。
しかし、同じ工務店が運営するWebサイトでもそれぞれに特色が異なるため、必ずしも同じではありません。
Webマーケティングで上手く効果を出すには競合分析を行い、競合サイトとの差別化ポイントを見つけてそこを強化していくという方法が効率的です。
他の競合サイトにはない差別化ポイントを伸ばしていければ、それだけで大きなアドバンテージを獲得できます。
競合分析を行なっていないと自社サイトのポジションがわからず、差別化すべきポイントがわからない、あるいは間違ったポイントを伸ばそうとしてしまい非効率的なWebマーケティングになってしまいます。
効率良くアクセス数を集めている競合サイトは運が良いのではなく、しっかりとした方法論に基づいてSEO対策を実施し、ユーザーに有益な情報を発信しているからです。
競合分析ではそうした競合サイトの「良いところ」を探して、自社サイトに取り入れるという目的もあります。
競合分析がなければ何が足りないのかわからないことが多いため、的外れなWebマーケティングを延々と実施してしまう可能性もあるのです。
競合分析は決して難しい作業ではありません。
それだけに、今まで競合分析を行なってこなかった企業は「もったいない」と言わざるを得ないでしょう。
しかし今からでも間に合うので、競合分析を通じて自社サイトへの理解を深めていきましょう。
では、3ステップで実施できる簡単な競合分析のやり方をご紹介します。
「何が競合サイトに該当するか?」ですが、以下の項目を参考にしながら自社サイトにとっての競合をいくつか選んでください。
・類似する商品やサービス
・解決する課題が同じ
・ビジネスターゲットが同じ
・従業員数や売上高が同規模
・商圏範囲が被っている
これ以外にも必要な項目があれば追加し、5~10社程度選びましょう。
分析する競合サイトを選んだら、以下5点を基本として各サイトで情報収集を行います。
・デザイン性
・運用期間
・コンテンツ数
・強みと弱み
・想定PV数
Webサイトの運用期間は「Whois情報」を検索すれば分かります。
コンテンツ数はWebサイト内のサイトマップを確認しましょう。
想定PV数はSimilarWebなどの競合分析ツールを活用してチェックしてみてください。
この他必要な項目があれば追加し、複数の観点から競合サイトの情報を集めてください。
最後に集めた情報を整理します。
ひとまず表形式に整理してみましょう。
《分析表サンプル》
デザイン性 運用期間 コンテンツ数 強みと弱み 想定PV数
A社 | 強み: | 弱み: |
B社 | 強み: | 弱み: |
C社 | 強み: | 弱み: |
D社 | 強み: | 弱み: |
E社 | 強み: | 弱み: |
F社 | 強み: | 弱み: |
G社 | 強み: | 弱み: |
自社 | 強み: | 弱み: |
表の最後に自社サイトを入れることを忘れないでください。
競合分析は自社サイトと比較してこそ色々なことが判明します。
表にまとめた情報をもとにマッピングするのも良いでしょう。
さまざまな軸でポジションマップを作成することで、自社サイトがどの位置にいてこれから何をすべきかなどが見えてきます。
上記の場合、運営期間が浅くドメインがまだ弱いのでロングテールキーワードなどでアクセス数を稼ぎながら、デザイン性をもう少し落としてみるなどの施策が考えられます。
この他にも競合分析のやり方はいろいろあり、「3C分析」などの便利なフレームワークもあります。
以下の記事では競合分析に使えるフレームワークを紹介しているのでぜひ参考にしてください。
関連記事:3C分析とは?わかりやすく解説、SWOT分析とは?WEBマーケティングで活用する目的とやり方を解説
人間は誰かの長所を真似て、短所を反面教師にすることで急速に成長できます。
Webサイトも同じであり、競合サイトの良いところはどんどん取り入れ、悪いところを見て自社サイトの改善を図りましょう。
Webマーケティングで何が困ったことがあったら競合分析をすると自社サイトの改善点を見つけるきっかけになります。
取り組まなければ確実に損なので、この機会に競合分析を始めましょう。