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2021/12/27(月)
企業がブログ運営をしていく上で注意しなければいけないのが「コピーコンテンツ」と呼ばれる記事を公開してしまうことです。
文字通り、他の記事の内容をコピーして作られた記事のことを指しています。
記事作成を内製するにせよ外注するにせよ、コピーコンテンツを公開してしまう可能性はゼロではありません。
従って、ブログ運営をする企業自身がコピーコンテンツに対していくつかの点を理解しておく必要があります。
今回はそんなコピーコンテンツについて、コピーコンテンツを作成するとどのような影響があるのか?どうやってコピー判定をするのか?などをご紹介します。
目次
前述の通り、コピーコンテンツとは「他の記事の内容をコピーして作られた記事」のことです。
実は、Google上で公開されている記事の25~30%はコピーコンテンツだとされています。
Googleの品質管理担当者であるマット・カッツ氏が公言していることなので、根拠のある事実です。
ただし、コピーコンテンツに該当するパターンについて明確な基準は公表されていません。
従って他社サイトと同じような情報ばかり書かれているコンテンツ作成は、避ける必要があります。
Googleが一貫して目指しているのは「ユーザーの利便性を高めること」と「ユーザーに有益な情報を届けること」です。
そのため、コピーコンテンツまでGoogle検索に表示してしまっては、キーワード検索をした際に同じような記事ばかりがヒットして、ユーザーの利便性を高めることも有益な情報を届けることもできません。
サイトにコピーコンテンツが掲載されているからといって、必ずしもペナルティの対象になるわけではありません。
しかし、「コピーコンテンツが掲載されているサイトは質が悪い」と判断される可能性が高いため、自社サイト独自の価値を提供することに重点を置く必要があります。
また、コピー元になったサイト運営者から訴訟されるリスクもあります。
実際に訴訟問題に発展するケースは多くありませんが、記事の削除要請がされるのは確実です。
社内、あるいは社外で作成した記事を、他の記事一つ一つと照らし合わせながらコピーコンテンツか否かを判断するのはとても時間がかかりますし、効率も悪いです。
そこで多くのブログ運営者は、コピーコンテンツの判定にツールを使っています。
無料で使えるツールもありますので、いくつかご紹介します。
Google検索には、32文字までの文章の完全一致検索をする機能が備わっています。
記事内の文章の中でオリジナルに作成したと思われる部分(32文字以内)をコピーして、文章をダブルクォーテーション( ” )で囲んで上で検索してみましょう。
例えば当社ブログで公開している記事『経営戦略に必要な5つのステップ』の冒頭部分で検索してみると、次のように表示されます。
記事全体の類似率を判定することはできませんが、この方法で他サイトの記事がヒットする場合はコピーコンテンツの可能性が高いことになります。
Copy Content Detectorは無料で類似率を判定できるコピーチェックツールです。
無料版でチェックできる文字数は25~4,000文字であり、有料プランを契約すると文字数上限が8,000文字になります。
Copy Content Detectorの使い方は至って簡単です。
チェックしたい記事の全文をコピーし、テキスト欄に貼り付けて「チェックする」をクリックするだけです。
記事の文字数が4,000文字を超える場合は、半分に区切ってチェックすると良いでしょう。
文字数制限はありますが、利用回数に制限はないので存分にチェックできます。
Copy Content Detector以外にもコピペチェックツールは色々と提供されているので、自身にとって使いやすいツールを選んでいただければと思います。
ただし、コピペチェックツールは万能ではありません。
あくまで「コピーの可能性があるか否か?」を確認するツールなので、日頃から「コピーコンテンツは作らない」という意識を念頭に置きながらコンテンツ作成にあたることが大切です。
記事作成を外注している場合、最も効果的な対策方法は「信頼できる制作会社に依頼すること」です。
世の中には色々な制作会社が存在し、その中には悪質な手法によって報酬を得ようとする会社も多からずあります。
以下の記事では、悪質なSEO会社のケースについて紹介しているので、目を通していただき「信頼のおける会社とは何か?」を知ってください。
【2021最新】SEO会社にホームページのSEO対策は、絶対に頼んではいけません!!
記事作成を内製している、あるいは外部ライターに依頼している場合は、記事作成に当たってのレギュレーション(規則)を整えておきましょう。
レギュレーションがあるか否かで、コピーコンテンツが作られる可能性を大幅に減少できます。
また、作成した記事を段階的にチェックする体制を整えることも大切です。
社員やライターから上がってきた記事をコピーチェックツールを用いた類似率の判定や、類似する記事との照合を行ってチェックするようにしましょう。
複数人でチェックする体制を整えておけば、コピーコンテンツが作成されても公開を防止することに繋がり、Googleやユーザーからの信頼を維持できます。
他社サイトとの類似性が高いからといって、必ずしもコピーコンテンツと判断されるわけではありません。
大切なのは「独自の価値を盛り込むこと」です。
類似コンテンツだとしても、そこで独自の価値をユーザーに提供できれば立派なオリジナルコンテンツになります。
もちろん、他のコンテンツを丸ごとコピーしながら新しい情報だけを追加するというのは厳禁です。
社内で独自のコンテンツを作成した結果、多少類似してしまう分には大きな問題ではありません。
ただし、コピーコンテンツを掲載してしまう可能性を徹底排除するにはチェック体制を作る必要があります。
これまでチェック体制を整備していなかったという企業は、ぜひこの機会に体制構築を検討してください。