SEOにおける内部対策と外部対策の違いとは?
2021/08/16(月)
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中小企業のブログ活用が進んでいます。皆さんの周りでも、ブログ運営を始めて集客数が増えたという声が聞こえてきてはいないでしょうか?
ブログは人件費を除けば制作費や運用費が少なく、低コストで実施できるWEBマーケティングとして人気です。即効性はありませんが、じっくりと育てていけば必ず集客効果を発揮するようになります。
では、中小企業がブログ集客で成功するにはどうすればよいのか?この記事ではその方法とブログの書き方をご紹介します。
中小企業が運営するブログと、大企業が運営するブログは一見同じようなものですが、少しばかり違いがあります。それは、大企業の方が情報メディアに近い形態で運営されていることです。
大企業が運営するブログは扱っている情報の種類が幅広く、まるでニュースサイトのように情報発信をしているケースもあります。ビジネスや技術に関する最新情報にも敏感で、イベントレポートなども行います。
一方、中小企業が目指すべきブログ運営とは大企業のようなものではなく、丁寧にSEO対策を実施して、Googleの検索順位を地道に上げるものです。つまりコンセプトをしっかりと決めて、情報の専門性を高めるのが、中小企業がブログ集客で成功する秘訣です。
大企業のブログ運営を参考にして、総合的な情報メディアのようなブログを運営しようとする中小企業がよくありますが大方失敗してしまいます。大企業が運営するブログは、そこに割かれるリソースの量が違います。中小企業よりも数倍多いのが当たり前だからこそ頻繁に多種多様な情報を発信でき、情報メディアのように運営できるのです。
中小企業がブログ集客で成功するにはまず、「中小企業なりのブログ運営方法があること」を念頭に置きましょう。
では、中小企業のブログの書き方をご紹介します。最初に覚えておきたいことは、「中小企業のブログは集客が最大の目的」ということです。
大企業なら、ブランディングという目的が集客と同じくらいの割合で存在します。一方で、中小企業のブログは集客に一極集中しているのが特徴です。これを踏まえてブログの書き方を整理しましょう。
集客目的のブログで大切なことは、「発信する情報とユーザーのニーズが合致していること」です。独自に知識・技術に関する情報をただ発信するだけでは、ブログの集客効果をガクッと下げてしまいます。
そこで最初に、検索キーワードを整理しましょう。ユーザーが情報収集する際にどんな検索キーワードを使っているかを知り、それに沿ってブログを運営していくのです。
たとえば中古マンション売買の仲介事業を柱としている不動産会社のブログなら、中古マンションに興味があるユーザーはどんな検索キーワードで情報収集するのかを調べてみましょう。
売買価格が知りたいユーザー、リノベーションについて知りたいユーザー、住宅ローン控除について知りたいユーザーなどさまざまなニーズがあります。中古マンション売買に興味があるユーザーはどんな疑問や悩みを抱えているのか、そうしたニーズを検索キーワードで整理するのです。
関連記事:検索クエリとは?SEOに効果的なキーワードの分析方法と調べ方
ブログを書く段階で意識すべきは「目的とターゲット」です。たとえば「リノベーションとは何か?」というタイトルのブログを書くとしましょう。ブログ自体の目的は集客であっても、この記事の目的まで集客にしてしまうと、押し売り感の強いブログになってしまいます。
なぜなら、「リノベーションって何だろう?」という疑問を解消したいユーザーの、中古マンション売買に対するニーズはハッキリしないからです。ニーズがハッキリしていないユーザーに対して中古マンション売買を推すようなブログを書いても、心には響きませんしブログのファンにもなりません。
一方で、そうしたユーザーが将来的な顧客になる可能性もあります。従って「リノベーションとは何か?」というタイトルのブログでやるべきことは、リノベーションに関する疑問を全面的に解消してあげることです。
また、中古マンション売買を具体的に検討しているユーザーが「リノベーションって何だろう?」と疑問に思うことはありません。そのステージはとっくに過ぎているからです。
だからこそブログでは、タイトルごとに目的とターゲットをしっかりと決めて、それを意識しながら書くことが大切です。
中小企業が運営するブログの中で、成功するブログと失敗するブログで決定的な違いがあります。それは「分かりやすい文章で書けているかどうか」です。
ブログの目的とは、そこにある記事を通じて疑問や不安を解消しながら自社の商品やサービスを知ってもらい、最終的に興味を持ってもらうことです。小説のようにブログそのものを楽しんでもらうことではありません。
しかし中小企業のブログの中には、それを意識できず難しい言葉や表現を使い、いわゆる「語彙力の高いブログ」を目指してしまうケースがあります。ユーザーが求めているのは分かりやすいブログです。読み物として楽しむのなら、中小企業のブログは選びません。
では、どれくらい分かりやすく書けば良いかというと、「中学生が読んでも分かる文章」を1つの基準にしてみてください。よくよく考えてみれば、私たちが普段使用する言葉は中学生までに学習したものがほとんどです。
従って「中学生が読んでも分かる文章」の方がスッと頭に入りやすく、ストレスを与えることもありません。これは中小企業のブログにとっても重要なポイントなので、自己中心的な考えをせず、ユーザー目線に立って分かりやすいブログを心がけてください。
関連記事:ブログのリライトとは?方法やメリットについて解説
最後に、中小企業がブログ集客やコンテンツマーケティングで成功するにはいくらか時間がかかります。ブログ投稿を継続し、少なくとも100記事以上は揃えてユーザーが抱えるさまざまなニーズに応えられるようにしましょう。
「可能な限り短期間で集客効果を生みたい」という場合は、SEOコンサルティングやコンテンツマーケティングのコンサルティングを検討してみてください。ブログ集客では質の高い記事を多く揃えることが大切なので、短期間で成果を出すとなるとそれなりのリソースを投じる必要があります。
独自にブログ運営し、集客効果を生んでいこうという場合は長期目線で取り組み、途中で挫折しない心構えを持つことが大切です。
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