Web広告・インターネット広告・デジタル広告の違い
2021/09/10(金)
オンラインで広告を出稿するならSNSを真っ先に検討すべき時代になりました。
今やスマホの保有率はパソコンを超えており、総務省の調査によればインターネットを利用すると回答した人のSNS利用状況は全年代で69.0%となっています。
出典:総務省「令和2年版 情報通信白書 インターネットの利用状況」
いくつかあるSNS広告の中で、今回ご紹介するのは「Facebook広告」です。
Facebookの特性から精度の高いターゲティングが可能。そんなFacebook広告について、概要やメリット、始め方をお伝えします。
目次
Facebook広告とは、FacebookというSNS上に表示される広告だけを指しているのではありません。以下4つのプラットフォームに掲載される広告を総合してFacebook広告と呼びます。
- Messenger
- Audience Network
InstagramはFacebookグループ傘下なので、Facebook広告を利用するとInstagramへの広告出稿も同時に管理できます。
また、Facebookは「Audience Network(オーディエンス・ネットワーク)」という広告プログラムを実施しており、Facebookの審査に通過したサードパーティのWebサイトやアプリにも広告出稿が可能になっています。
Audience Networkの代表的な広告出稿先に食べログやジョルダン乗換案内、東洋経済ONLINEなどがあります。
Facebook広告の広告掲載場所について、わかりやすくまとめました。
では、数あるSNS広告の中でFacebook広告を利用するメリットを整理していきましょう。
他のSNSの中でFacebookだけが持つ「唯一の特徴」と言えるのが「実名登録制」です。InstagramやTwitterはニックネーム等で登録されることが多いのですが、Facebookは実名登録が基本です。
さらに、性別や年齢、職業や学歴といった個人情報を記載しているユーザーも多いことから、精度の高いターゲティング(属性情報を絞った広告出稿)ができます。
広告出稿の目的に合わせて、様々な属性情報を組み合わせたターゲティングが可能です。
Facebook広告は「認知」「検討」「コンバージョン」という3つのカテゴリから、広告出稿に最適な目的を選んで異なるアプローチを実施できます。
カテゴリ | カテゴリ |
認知 | ブランドの認知度アップ、リーチ |
検討 | トラフィック、エンゲージメント、アプリのインストール、動画の再生数アップ、リード獲得、メッセージ |
コンバージョン | コンバージョン、カタログからの販売、来店数の増加 |
すでに設定された目的から広告種類が選べるので、迷わず広告出稿ができますね。
FacebookとInstagramは世界的にユーザー数の多いSNSです。日本での月間アクティブユーザー数は2019年時点でFacebookが2,600万人、Instagramが3,300万人となっておりどちらも国内では最大級のユーザー数を誇っています。ユーザー数が多いということは、それだけ多くのユーザーにアプローチできるということ。
その点から考えれば「インターネットユーザー全般を対象にしたリスティング広告などが良いのでは?」と思われるかもしれませんが、Facebook広告にはリスティング広告などにはない精度の高いターゲティングという強みがあります。
Facebook広告は全13種の広告フォーマットが用意されています。
- 画像広告
- 動画広告
- スライドショー
- カルーセル
- コレクション
- インスタントエクスペリエンス
- コレクション
- リード獲得
- ダイナミック
- いいね!
- イベント参加
- メッセンジャー
- プレイアブル
- クーポン
広告フォーマットごとに特徴が異なるので、それらの特徴を理解した上で最も目的に沿ったフォーマットを選ぶことが重要です。
では、Facebookに登録して広告出稿が可能な状態になるまでをガイドしていきます。Facebook広告は通常のFacebookアカウントでも出稿可能ですが、「ビジネスマネージャ」の使用をお勧めします。ビジネスマネージャとはFacebook広告のアカウントやFacebookページの管理を一箇所で管理できるアカウントです。
まず、ビジネスマネージャのトップページにアクセスして「アカウントを作成」をクリックしましょう。(Facebookのアカウントを持っていない方は、まずはFacebookのアカウント作成が必要です。)
そこでアカウント名、ユーザー氏名、メールアドレスを入力して「送信」をクリックします。
登録されたメールアドレスに確認メールが届くので、リンクをクリックして本登録を完了させましょう。
ビジネスマネージャ画面に遷移したら左側のメニューバーにある「すべてのツール」の中の「ビジネス設定」をクリックし、左側メニューから「Facebookページ」「追加」の順にクリックしてください。
Facebookページ名、またはURLを入力するポップアップが表示されるので、既存のFacebookページの名前やURLを入力したら「ページを追加」をクリックします。これでFacebookページとビジネスマネージャの連携が完了です。
次に広告アカウントを作成します。左側メニューから「広告アカウント」「新しい広告アカウントを作成」の順にクリックしましょう。任意の広告アカウント名を入力したら「次へ」をクリックして設定を完了させます。
以上で、Facebook広告のビジネスマネージャ上での準備は完了です。
あとは支払い情報や広告用の写真、動画などを用意して、出稿タイプや予算等を選ぶだけです。
Facebookはターゲティング精度が高いことから、SNS広告の中でも比較的手を出しやすい媒体だと言えます。
SNSとしての特性をあまり意識せずとも多様な出稿タイプが用意されているので、SNS広告に初めて取り組む企業でもとっつきやすいでしょう。
この機会にFacebook広告を利用し、ビジネス目標の達成を目指してはいかがでしょうか?