ロングテールSEOとは
2021/08/14(土)
Webサイトを使った集客では、SEO対策によって検索エンジンでの上位表示を目指すのが基本です。色々なテクニックを駆使して上位表示を目指すわけですが、時として間違ったSEO対策により「Googleペナルティ」を受ける可能性があります。
検索順位が落ちるだけでなく、Googleからの全体評価も下がる恐れがあるため、事前に防止する必要があります。また、実際にGoogleペナルティを受けた場合は即座に対処しなければいけません。そこで今回は、Googleペナルティとは何か?をわかりやすく解説します。
目次
Googleが定める品質評価ガイドラインに違反している、または準拠していないWebサイトやコンテンツに対してペナルティ(罰則)が与えられることがあります。それが「Googleペナルティ」です。
Googleペナルティを受ける場合に生じる影響は2つ。Googleでの検索順位が落ちるか、インデックスから削除されるか。後者はGoogle検索に表示されなくなるという意味です。従ってWebサイトを通じて集客を行なっている企業なら、Googleペナルティは絶対的に避けるべき事態だと言えるでしょう。
Googleペナルティには2つの種類があります。「手動ペナルティ」と「自動ペナルティ」 です。それぞれどのように罰則が与えられるかが異なるので、解説していきます。
Googleのアルゴリズムによって品質評価ガイドラインに抵触している恐れのあるWebサイトやコンテンツを自動的に判断し、罰則を与える方法です。罰則としては検索順位が多少下がるくらいの軽微なものが中心です。
Googleのアルゴリズムが如何に優れていると言っても、人間の目視によりも判断力は劣ります。従って自動ペナルティによる罰則は軽いものが多く、そもそも自動ペナルティが与えられているかどうかすら判断できない場合も多いです。
対策キーワードに対する検索順位がいきなりガクッと落ちた場合は自動ペナルティを疑ってみましょう。
手動ペナルティはGoogleの品質担当者が目視でWebサイトをチェックした上で、「問題あり」と判断したWebサイトやコンテンツに対して与えられる罰則です。検索順位が著しく落ちたりインデックスから削除されたり、自動ペナルティよりも重い罰則が多いです。
手動ペナルティを受ける際はGoogleサーチコンソールにて、「サイトの品質に関する問題」という件名でメッセージが届きます。主に、次のような場合に手動ペナルティを受ける可能性があります。
• Webサイトがハッキングされた
• Webサイトへの不自然なリンクが多い
• 質が低く価値のないコンテンツが多い
• 対策キーワードが乱用されている
• ユーザーとGoogleに対して別々のページを表示している
Googleペナルティを受けたら即座に対処しなければ、Webサイトやコンテンツの評価が下がり集客に大きな打撃を受けることになります。では、実際にGoogleペナルティを受けた際に取るべき対象方法についてご紹介します。
手動ペナルティの場合はGoogleサーチコンソール経由でメッセージを受け取れるので、ある程度の原因が判明しています。一方、自動ペナルティの場合は原因がはっきりとわからないため、サイト内に低品質コンテンツや不自然な被リンクなどがないかを今一度確認してみましょう。
Googleペナルティの原因を確かめることができた場合は、すぐに問題を解消していきましょう。
低品質コンテンツが原因の場合、公開済みのページをユーザーにとって有益でオリジナル性のあるコンテンツに修正し、再アップロードするなどの対応を行っていきます。地道な作業ですがSEO対策上最も重要なことです。
もしも不自然な被リンクが貼られている場合は、被リンク元のサイト運営者に削除を依頼するか、サーチコンソール内にある「サイトへのリンクを否認する」機能を利用して削除するようにしましょう。
隠しキーワードや隠しリンクにも注意してください。背景色と文字色が同化していて気づかない場合も考えられます。悪質なSEOコンサルタントに依頼してしまった場合、Webサイト運営者が気づかない間に隠しキーワードや隠しリンクが設置されている可能性があるので十分注意してください。
手動ペナルティの場合、罰則を解除してもらうには問題に対処した後でGoogleに報告する必要があります。Googleサーチコンソール経由で届いたメッセージ内に「審査をリクエスト 」のリンクがあるので、そこから報告することが可能です。再審査は早い場合で数日、遅い場合で数週間かかります。問題がなくなれば罰則解除のメッセージが届きます。
自動ペナルティの場合はそもそもGoogleからのメッセージがないため報告は不要です。
実は、Googleペナルティを受けても一定期間経過すると自動的に解除されるようになっています。これはGoogleが公式に発表している情報です。
ただし、時効になるまでの期間は数週間とも数ヶ月とも言われており、明確な期間は決まっていません。数日で罰則が解除されるということはまず考えられないので、時効を待つよりも問題を解消する方が賢明です 。
風邪は治療よりも予防が大切なように、Googleペナルティを受けないことがまず重要です。従ってGoogleの品質評価ガイドラインに目を通し、日頃からGoogleペナルティを受けないためのWebサイト運営とコンテンツ作りを心がけましょう。一度Googleペナルティを受けるとなかなか解消されない可能性もあるので、十分注意してください。