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ソーシャルリスニングとは?その分析方法とツールを紹介

ソーシャルリスニングの分析方法

ソーシャルリスニングとは?その分析方法とツールを紹介

Webマーケティングが現代社会にマッチしているのは、インターネットを使って「幅広い情報を発信できること」が理由だけではありません。反対に「大量の情報を受け取ること」にも適しているという理由も大いに関係しています。
今回ご紹介するのは、インターネット上の膨大な情報を集めることで消費者の声を知る手法「ソーシャルリスニング」についてです。ソーシャルリスニングとは何か?どうやって分析するのか?どんなツールが必要なのか?を解説していきます。

ソーシャルリスニングとは?

ソーシャルリスニングとは?
ソーシャルリスニングはインターネット上の情報、とりわけSNSでユーザーが発信している情報を集めて消費者の傾向やニーズを把握するための手法です。言葉通りの受け取り方をすれば「社会の声に耳を傾ける」のがソーシャルリスニングとなります。
SNSが普及するにつれて情報発信の形は「企業から消費者」ではなく、「消費者同士」が強い影響力を持つようになりました。今では企業が発信する情報よりも、消費者同士で共有する情報の方が価値を持つ時代です。
従って企業はソーシャルリスニングを実施し、消費者の傾向やニーズを掴むことでより効率的なWebマーケティング施策へ取り組めるようになります。

アンケート調査ではダメなのか?

消費者の傾向やニーズを把握する手段としてアンケート調査は今でも有効です。より深いところでのニーズを把握するためなら、無作為に抽出した消費者に対してアンケート調査を実施するのが良いでしょう。
しかし、それよりもライトな消費者情報を素早く集めるとするならソーシャルリスニングが最も優れています。現代社会では消費者ニーズの移り変わりが早いため、アンケート調査よりもソーシャルリスニングを使って素早く情報収集する方が場合によっては良いこともあるのです。

ソーシャルリスニングの分析方法

ソーシャルリスニングの分析方法は、大まかに4つのステップで説明できます。

  • ・実施する目的を決める
  • ・調査対象を決める
  • ・情報を集める
  • ・情報を分析する

ソーシャルリスニングの実施目的を決めるのは重要なプロセスで、最初にどこを目指すかによってやるべきことが変わります。そのためにはしっかりとしたマーケティング戦略があることが前提になるので、3C分析などのフレームワークを使って戦略を立てておきましょう。
関連記事:3C分析とは?わかりやすく解説
情報を集めたり分析したりするプロセスではソーシャルリスニングツールの利用が欠かせません。自力での情報収集・分析には限界があるので、後述するツールの利用を検討してみましょう。

ソーシャルリスニングツールとは?おすすめツールを紹介

ソーシャルリスニングツール
そもそもソーシャルリスニングツールが何かというと、各SNS上で発信されている情報を横断的に収集し、かつ分析まで行えるツールのことです。例えば「自社と競合、どちらの社名での投稿数が多いか?」などの分析が行えます。情報収集から分析までのプロセスを効率良く実施できるのでソーシャルリスニングに欠かせないツールです。
では、おすすめのソーシャルリスニングツールをご紹介します。

Zanroo(ザンルー)

Zanroo(ザンルー)
タイのIGB社が開発したソーシャルリスニングツールです。完全日本語対応しており、2017年に日本法人が立ち上がっていて国内サポートも充実しているので安心して利用できます。
Zanrooは日本語だけでなくASEAN諸国にて全言語に対応しているため、アジアを中心にグローバル展開する企業にとってはグループ全体で扱えるのがメリットです。日本だけでなく現地のローカルメディアにも対応しているので、海外消費者の傾向やニーズについても把握できます。
調査したいキーワードを基準に日本だけでなく世界中の情報を収集できるので、グローバル規模でのソーシャルリスニングに適しています。

Boom Research(ブームリサーチ)

Boom Research(ブームリサーチ)
こちらは株式会社トライバルメディアハウスが開発した国産ソーシャルリスニングツールです。Twitter、Amebaブログ、Yahoo!知恵袋などのメディアから過去38ヶ月まで遡った情報収集が可能です。
また、アンケート調査で収集したデータをインポートして分析画面でグラフ化することも可能なので、ソーシャルリスニングに限定しない分析がおすすめポイントになります。インターフェース(操作画面)がシンプルなので使いやすく、ITツールに慣れていない方でも扱えるのもメリットでしょう。

Insight Intelligence Q

Insight Intelligence Q
データセクション株式会社が開発した国産ソーシャルリスニングツールです。「こんなツールがあったらいい」というマーケターの声から生まれたのが特徴であり、消費者の声を集めるだけでなく「情報がどう拡散されているか?」のプロセスまで把握できます。
トピックに対して影響力のある記事やメディアも把握でき、Webマーケティング戦略を考える上で欠かせない情報を色々と提供してくれます。Googleで検索するようなシンプルな操作性があり、分析結果をURLで共有することも可能なのでマーケター同士の情報交換にもおすすめです。

ソーシャルリスニングを始めましょう

ソーシャルリスニングを始めましょう
消費者の傾向やニーズを知りたいなら、今やソーシャルリスニングは必須です。それに伴いソーシャルリスニングツールの導入が必要ですが、ツールにかかるコスト以上に貴重な情報が手に入る可能性が高いので、ぜひこの機会にソーシャルリスニングの実施を検討してみてください。
アンケート調査などによる従来の分析方法も合わせて行いながら、ソーシャルリスニングで深い消費者インサイト(洞察)を得て、自社のマーケティングに活かしていきましょう。
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