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2021/10/17(日)
チャットやウェブ会議の普及により、コミュニケーションツールとしての存在感が徐々に薄れているメール。しかし、マーケティングツールとしてはまだまだ現役です。
オウンドメディア運営やSNS広告などが注目されがちなマーケティング業界ですが、今回はメールマーケティングに焦点を当ててお話します。
メールマーケティングは意外と施策効果の高い戦略なので、ぜひ取り入れてみてください。
目次
メールマーケティングとは文字通り、メールを使ったマーケティング戦略です。
セミナーなどで獲得した名刺に記されたアドレスにメールを送ることも立派なプロモーションの一つですが、この記事でご紹介するメールマーケティングとはもっと戦略的なものです。
また、「メールマーケティング=メルマガ配信」を考えている方も多いでしょうが、メルマガ配信はあくまで施策の1つ。メールマーケティングには他にも様々な手法があるので、各手法の特徴を確認していきましょう。
では、6つのメールマーケティング手法をご紹介します。
メルマガ(メールマガジン)は登録者に対して定期的に情報配信するメールマーケティングです。
新製品やサービスのリリース、導入事例、トレンド情報、自社の取り組み、お役立ちコンテンツなど、配信する情報は多岐にわたります。
基本的には特定のセグメントに依存しない情報を配信するため、「全ての登録者に役立つコンテンツ」を作成するのがメルマガ配信のポイントです。
また、登録者に人気のメルマガはマネタイズ(収益化)できる可能性もあります。
ステップメールは、見込み客や顧客の行動に合わせて段階的に配信するメールマーケティングです。
顧客の行動を後押しすることに繋がるため、コンテンツマーケティングにおいて非常に重宝する機能です。
関連記事:コンテンツマーケティングとは?初心者でも分かりやすく徹底解説
例えば見込み客相手のステップメールの場合、次のように配信します。
ステップ | プロセス | 送信するメールの内容 |
1 | 自社サイト経由で資料請求 | 資料請求に対するお礼 |
2 | 資料到着当日 | 到着の確認と、到着しなかった場合の対応について |
3 | 前回から3日後 | 自社の製品・サービスの導入事例と効果について |
4 | 前回から5日後 | 競合の商品・サービスとの違いの紹介 |
5 | 前回から7日後 | 個別相談会やセミナーなどのイベント開催情報の案内 |
ステップメールを活用する際には、見込み客や顧客の行動を明らかにするカスタマージャーニーマップを作成し、プロセスに合致したメール内容を考案することが大切です。カスタマージャーニーマップについては、以下の記事で詳しく説明しています。
関連記事:カスタマージャーニーマップとは
ターゲティングメールとは配信対象を絞ったメールマーケティングです。セグメントメールとも呼ばれています。配信対象の絞り方は色々とあります。
- 見込み客の企業規模や事業内容
- 見込み客が抱えている課題
- 前回配信したメールの開封率
- 自社サイトへの閲覧頻度
- 資料請求の有無
相手が個人の消費者なら年齢や性別、住所などの属性情報をもとにターゲティングメールを配信するのが基本です。
配信対象ごとにメール内容を設計し、ニーズに合致したメールを配信すると高い反応率が期待できます。
自社の製品やサービス、イベントなどに対して具体的なアクションを起こしてくれた見込み客に対して実施するメールマーケティングです。
例えば、自社サイトを訪問した見込み客の中でも熱心に製品ページを閲覧している見込み客に対して配信したり、セミナーへ参加してくれた見込み客に対して配信したりします。
リターゲティングメールでは製品やサービスの購入、トライアルの利用などを後押しするような内容のメールを配信するのが一般的です。
過去に案件化したが成約まで至らなかった見込み客に対するメールマーケティングです。
ビジネスにおける一般的な成約率は数%~30%程といわれており、つまり案件化した見込み客のうちほとんどは失注リストに加わることになります。
失注理由は様々ですが、よほど大きなトラブルが発生して失注した案件でない限り、1年後2年後の受注可能性は残されているでしょう。
以前は潜在的だったニーズが顕在化し、ビジネスチャンスが生まれている可能性もあります。
従って休眠顧客へのメール配信を実施し、その反応を見ながら休眠顧客の成約率を見極めていきましょう。
企業によっては休眠顧客の掘り起こしを行なっただけで、売上をアップさせた事例もあります。
MA(マーケティングオートメーション)というツールには、見込み客の行動に合わせて自動的にメールを配信する機能が備わっています。
それがシナリオメールです。なお、MA(マーケティングオートメーション)については以下の記事で解説しています。
関連記事:MA(マーケティングオートメーション)とは? わかりやすく解説
様々なシナリオを想定してメールを配信することで見込み客の購買意欲を少しずつ醸成し、ホットリード(受注確度の高い見込み客)として案件化への確度を引き上げることに繋がります。
MAツールを活用した手法は、最先端のメールマーケティングとして注目されている施策です。
メールマーケティングを実施するには専用ツールを使用すると効果的です。
ここでは、多くの企業に利用されているおすすめのメールマーケティングツールを3つご紹介します。
定額料金で利用できるメールマーケティングツールです。
60以上の豊富な機能が直感的に操作できる点が特徴的です。読者登録数や配信数が無制限なため、本格的にメールマーケティングを推進していきたい企業にはおすすめです。
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メルマガ成功事例なども共有されており、初めてのメールマーケティングの取り組みでもしっかりサポートしてくれます。
月900億件以上のメール配信実績を誇る世界的なツールです。海外製ツールですが日本語対応も実装済みなので安心して利用できます。
無料プランもあるので、コストを抑えながらメールマーケティングツールを使ってみたいという企業におすすめです。
メールマーケティングは、各種マーケティング施策の中でも取り組みやすく、比較的コストパフォーマンスが優れた戦略です。
ツールを使えば効果測定もしやすいため、「顧客との接点を増やして関係性強化やコンバージョン獲得に繋げたい」と考えているのならば、優先的に検討してみてはいかがでしょうか。