Google Discoverとは
2021/07/23(金)
WebサイトのコンテンツをGoogle検索で上位表示するためのテクニックであるSEO(検索エンジン最適化)対策。
今回は、大切な要素の一つである「キーワード出現率」についてご紹介します。
また、キーワード出現率を調査するためのツールである「ファンキーレイティング」の使い方についても解説します。
目次
キーワード出現率とは、コンテンツ内における特定のキーワードの出現回数をパーセンテージで表した指標のことです。
出現回数をコンテンツ全体の語数で割り、算出するのが一般的な方法になります。
出現回数÷コンテンツ全体の語数×100=キーワード出現率(%)
キーワード出現率とSEO対策の関係は「特定のキーワードの出現率が高い方が検索エンジンがそのページのテーマを認識しやすくなる」ということ。
しかしこれは、あくまで通説でありキーワード出現率を増やしたからといって、必ずしも検索上位に表示されるとは限りません。
Googleは度重なるアップデートにより「キーワードを詰め込んだだけの、質の悪いコンテンツ」が検索上位に表示されないよう、アルゴリズムを改良しています。
あくまで「ユーザーの利益になる質の高いコンテンツ」を作成することが前提です。
その上で、キーワード出現率を意識すると検索エンジンから正しい評価を得られる可能性が高まります。
キーワード出現率の目安としては、ひとまず4~6%を意識すると良いでしょう。
多過ぎず少な過ぎず、文章の自然な流れでより多くのキーワードを出現させるとなると、4~6%が妥当な数値です。
また注意点として、「ユーザーの利益になる質の高いコンテンツ」を作成するのが本来の目的なので、キーワード出現率に気を取られてコンテンツの質が落ちるような事態は避けてください。
それでは、次項からキーワード出現率の調べ方についてご紹介します。
今回は「ファンキーレイティング」というツールを使用してキーワード出現率の調べ方をご紹介します。
ファンキーレイティングにアクセスすると、次のようなトップ画面が表示されます。
調べ方は2つ。
URLを入力する方法と、テキストを入力する方法です。
公開済みのコンテンツなら前者、公開前のコンテンツなら後者の方法で調査してください。
今回は公開済みのコンテンツのキーワード出現率をURL入力で調査します。
参考コンテンツは当社ブログの『CMSの代表 WordPress で出来ること』です。
URL入力欄にURLを入力したら「Altを含む」と「Titleを含む」にチェックを入れ、「ターゲットのキーワード」欄にはいったん何も入力せずに「チェック」をクリックしてみます。
すると上記のように検索結果ページが表示され、コンテンツ内に登場するキーワードの出現率を高い順に確認できます。
当コンテンツではメインキーワードを「WordPress」に設定しており、出現率は4.95%。ちょうど良い数値ですね。
ちなみにAlt(Alt属性)とはコンテンツ内に画像を挿入する際に付け加える説明文のことです。
画像にAlt属性を設定するのはSEO対策の基本なので、キーワード出現率を調査する際は「Altを含む」にもチェックを入れておきましょう。
キーワード出現率を調査した結果、4%未満または6%を超える場合はコンテンツを修正して4~6%内に収まるようにしましょう。
コンテンツの修正が必要な場合、具体的な語数まで調査できます。
そのためには「ターゲットのキーワード」欄に対象となるキーワードを入力し、基準値を設定しましょう。
例えば『CMSの代表 WordPress で出来ること』の調査結果では、「運営」のキーワード出現率が2.47%となっています。
これを4%へ引き上げるには語数をいくつ増やせば良いのか?「ターゲットのキーワード」欄に「運営」と入力し、基準値を4%に設定して「チェック」をクリックしてみました。
上記の調査結果から、「調整数」を確認するとマーケティングの語数を13語追加すればキーワード出現率が4%に達すると表示されています。
同様の手順で競合コンテンツのキーワード出現率を調べることもできます。
例えば「WordPress」でGoogle検索をすると、WordPress運営元のコンテンツを除いて上位表示されているのは『WordPress(ワードプレス)とは?初心者向けに機能やメリット・デメリットを解説』というコンテンツです。
※上位表示されるコンテンツは検索する時期、使用する端末などによって変動します
当コンテンツのURLを入力して、キーワード出現率をチェックしてみましょう。
上記の結果から、当コンテンツのメインキーワードである「WordPress」の出現率が4.11%であることがわかります。
この要領で上位表示コンテンツを複数調査してみると、キーワード出現率の傾向が読み取れるでしょう。
ファンキーレイティングなどのツールを利用してキーワード出現率を調査することで、検索エンジンにページを正しく評価してもらえる可能性が高まります。
しかし、しつこいようですが「ユーザーの利益になる質の高いコンテンツ」を作成することが何よりも重要です。
それこそが最大のSEO対策であることを忘れないでください。
また、検索上位に表示されていてもメインキーワードの出現率が低いコンテンツも存在します。
必ずしもキーワード出現率が高い方が良いわけではないことの証拠ですが、検索エンジンに正しく評価されているコンテンツは「比較的、メインキーワードの出現率が高め」という事実もあります。
第一に「ユーザーの利益になる質の高いコンテンツ」を作成することを優先し、その上でキーワード出現率を可能な限り意識するよう心がけましょう。