言行一致こそ信頼の証の第一歩
2014/10/03(金)
新規顧客の獲得は、企業にとって事業継続の生命線とも言える重要課題です。
そのために、多額の広告宣伝費を投じて集客を行うわけですが、
意外と盲点になっていることがあります。
それは、
認知済みの「未」来店顧客
の存在です。
事業経営を長い期間おこなっている企業に特に言えることなのですが、
「そのお店を知って入るけど、行ったことがない」
「気になっていたけど、入店したことがない」
「存在は知っているけど、どんなお店か分からない・・・」
そうした方々は、店舗をかまえている企業には、非常に多くいるものです。
だだし、そうした認知済みの「未」来店顧客の方々を来店という行動へと促すには
様々な工夫が必要です。
一度知った時に来店行動をしなかったわけですから、よほどのきっかけや新たな情報がないと
来店行動にはうつってくれません。
認知済みの見込み顧客を来店へうながすための4ヶ条
①.情報をオープンにする
認知されていても、意外に多いのがどういったお店かが分からないことが多いのです。
お店があるのは知っていても、具体的な取扱い商品、サービス、価格帯などが
伝わっていないことがあります。
例えば、単純に店頭に看板やのぼりを出すだけでも来店率がアップすることも多々
あります。
②.リニューアルする
認知は既にされているわけです。その人達は行動に移しませんでした。
であれば、次なる情報を追加して
アクションを引き出さなければなりませんが、生半可なことでは来店してくれません。
その時に使えるのが「リニューアルオープン」です。
・新しい商品を取り扱う様になったり、
・店内の陳列を大幅に入れ替えたり、
・店長が変わったり、
といった「イベント」があれば、リニューアルとしてプロモーションを仕掛けるのも
有効な手段です。
③.従業員の顔を見せる
認知済みの「未」来店顧客が来店しない理由の一つとして、
「どんなお店か分からないという不安」
があります。
・来店したけど、素っ気ない対応をされたらどうしようか
・常連じゃないので、居心地が悪い接客されたらどうしようか
・場違いなお店で、馬鹿にされたらどうしようか
そんな不安な気持ちを払拭させてあげるためには、
どんな従業員が接客してくれるのかをクリアにしてあげることが大切なのです。
④.紹介、クチコミを狙う
これまでの既存顧客はお店にとって非常に重要な財産です。
しかしながら、その既存のお客様が、別のお客様を連れてきてくれたことは、
どれだけありますか?
確かに自然とお店を紹介してくれるお客様もいるとは思いますが、
しっかりとスタッフが「御願い」しなければ、お客様は紹介まではしてくれません。
紹介は、お客様にしてもらうものですが、
お店としてもしっかりと
「もし、よろしければお知り合いを御紹介してくださいね。」と御願いする必要があります。
しかし、ただ紹介してくださいというのは不自然なので
たとえば、
・友達紹介キャンペーンを行い、複数名で来店すると割引になるとか、
特典商品が貰えるなども
も有効な手段です。
その際には、スタッフに徹底して声かけするように指示しなければなりませんね。
そうした、認知済みの見込み客に対する戦略を見直すことが
売上を伸ばすために最もコストをかけずに出来る集客方法かもしれません。
ぜひ、一度考えてみてはいかがでしょうか。