ファンマーケティングとは?メリットやポイントを解説
2021/10/07(木)
業界・業種により、Webマーケティング&Web集客(以下Webマーケティング)に取り組むべき理由や意義が違います。
その中でも美容院はWebマーケティングとの相性が良いのですが、頻繁にはWebマーケティングに取り組まれていない業界・業種です。
今回はそんな美容院がWebマーケティング戦略をとるべき理由や、基礎などをご紹介します。
WEB集客の導入にお悩みの経営者の方は参考にしてください。
関連記事:2021年最新 WEB集客・WEBマーケティングの方法とは?
目次
美容院はカットやカラー、パーマなどの技術、そしてお客様に楽しい時間を過ごしていただくための接客品質が決め手になる業界・業種です。
しかし、技術や接客品質が高いから集客率も高いわけではありません。
これらの要素は「全くの別物」と考える必要があります。
「近隣店舗より確実に技術も接客品質も高いのに、なぜうちの店は人気が出ないの?」と悩んでいる原因が集客にあるかもしれません。
また、2019年における全国の美容院店舗数は25万4,422軒でした。これは全国のコンビニ店舗数の約5倍にあたります。
出典:Beautopia「美容室の店舗数、令和元年は25万4422軒 過去最高を更新」
一方でWebマーケティング戦略を取り入れている美容院は少なく、ライバル店舗に差をつけるためにはWebマーケティングが効率的かつ有効な手段になるのです。
では、美容院が取り組むべきWebマーケティング戦略の基礎をご紹介します。
いずれか1つの戦略でも良いですが、やはり複数の戦略を同時進行する方が相乗効果が期待できるでしょう。
SEO対策とは、Googleに評価されるホームページやコンテンツ作りを意識しながら、ユーザーに有益な情報を発信し続ける戦略です。
効果が現れるまで時間はかかりますが、SEO対策でホームページを強化することでGoogle検索の上位に表示され、自然とユーザーの目に留まりやすくなります。
SEO対策を着実に行なって成果を上げている場合、他の戦略は不要なくらい高い集客効果を発揮するので美容院も積極的に取り組むべきWebマーケティング戦略となります。
Googleで美容院を検索する際に、検索結果のトップページにマップと店舗名が表示される場合があります。
例えば「美容室 中央区」と検索すると
自店舗がGoogleにて上記のように表示されれば集客効果は確実に高まります。
そのためにはMEO対策といって、Googleマップに最適化するための取り組みが必要です。
MEO対策ではまずGoogleマイビジネスに登録して、自店舗情報などを記入しなければいけません。
また、ホームページやその他のWeb媒体で露出を増やしたり、クチコミを増やしたりする施策も必要です。
SEO対策同様に効果を発揮するまで時間はかかりますが、自店舗情報が検索結果のトップページに表示されるようになれば間違いなく集客数がアップします。
関連記事:MEOとは/MEO対策とは
お客様から良いクチコミをもらえれば、それは必ずユーザーの目に留まります。
美容院がクチコミを集めるべきWeb媒体は、主に以下の3つです。
Googleマイビジネス
ホットペッパービューティー
楽天ビューティー
クチコミしてもらえる上にリピーター獲得にも繋がるので、ぜひ実践してください。
また、良いクチコミにも悪いクチコミにもしっかりと返信することが大切。
お客様との対話を大切にし、真摯に向き合っている姿勢を見せるだけでも店舗に対する印象は大きく変わります。
TwitterやInstagramなどのSNSは単に「他者と繋がるためのツール」ではありません。
多くのユーザーは情報収集の際にSNSを利用しており、美容院検索も例外ではないのです。
とりわけ美容院は施術後の写真などを見てから来店するか否かを決めたい方が多いので、ソーシャルマーケティングは極めて重要です。
各種SNSの中でもInstagramは必須と言えるほど。
Instagramは画像と動画を中心としたSNSなので美容院との相性が良く、お客様の了承さえもらえれば施術後の写真をどんどんアップしていきましょう。
それだけでなく「季節に合ったお洒落な写真」や「店舗風景」などもアップすると、ブランディング効果も期待できます。
Webマーケティングに積極的な美容院はYouTube動画を配信している店舗も多いでしょう。
動画を使ってスタイリングのテクニックなどを紹介することで、技術力の高さを訴求しながら集客へと繋げられます。
来店してくれたお客様に対してはメールマーケティングなど、個別最適化されたWebマーケティング戦略が有効です。
施術直後、1週間後、1ヶ月後とタイミングをずらしてお客様の現状に合わせた内容のメールを送信することでリピート率をアップできます。
個別最適化されたWebマーケティング戦略ではMA(マーケティングオートメーション)と呼ばれるツール活用が有効的です。
ただし、美容院でMAを導入しているケースはあまり見かけません。
「周りが導入していないからうちも要らない」ではなく、積極的なIT活用で他店舗と差を付けるような姿勢が今後は重要になってくるでしょう。
関連記事;MA(マーケティングオートメーション)とは? わかりやすく解説
Webマーケティング戦略と聞くと難しい印象を持つかもしれません。
実際、簡単な取り組みではありませんが何より大切なのは「やってみよう」という気概と、継続的に実施する根気です。
なぜなら、いずれのWebマーケティング戦略も「継続的に試行錯誤することで施策効果をアップしていけるから」です。
まだWebマーケティング戦略に取り組んでいないという方を、これを気に最初の一歩を踏み出してみましょう。