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2021年最新 WEB集客・WEBマーケティングの方法とは?

WEB集客・WEBマーケティングの世界は変化の連続です。新しいトレンドが毎年のように登場し、常に新しい情報のキャッチとトレンドへの追随が求められます。
これはテクノロジーの発展により打ち手となるマーケティング施策が目まぐるしく変化しているからです。
ビジネス環境が激しく変化する時代においては、経営資源を適切に分配しながら、正しい方法でWEB集客・WEBマーケティングを展開していくことが大切です。
そこで今回は、皆さまに適切なマーケティング施策を実施していただくため、2021年最新のWEB集客・WEBマーケティングの方法についてご紹介します。

2021年も重要な従来のWebマーケティング

最新のWebマーケティング事情をご紹介する前に、2021年時点でも重要性が高いWebマーケティング手法を整理したいと思います。

SEO(Search Engine Optimization)

日本語では「検索エンジン最適化」といいます。SEO対策はGoogle検索エンジンが備えるアルゴリズムを理解した上で、ユーザーの利益になるサイトを構築し、Google検索の上位表示を目指すWebマーケティング手法です。
ユーザーの立場に関わらず、誰もがGoogleやYahoo!等の検索エンジンを使って情報取集し、自分が抱える疑問や問題を解決してくれるソリューション(解決策)を探す時代です。
SEO対策を行うことで検索上位化を図り、ユーザーに自社を認知してもらうことや商品やサービスを効果的にプロモーションすることは、2021年現在でも重要な施策の一つです。

Web広告

Web広告は大きく分けて「リスティング広告」と「ディスプレイ広告」があります。
リスティング広告とはGoogle検索の結果画面にて、上部または下部に表示されるテキストベースの広告です。ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告なので、クリック率が高いのが特徴になります。
リスティング広告とは
一方、ディスプレイ広告とはWebサイト内に設置された広告枠に表示される画像ベースの広告です。「アドネットワーク」と呼ばれるシステムで広告枠と出稿広告が管理されており、Webページのカテゴリやユーザーの属性情報(年齢・性別など)に合わせて、広告が自動的に表示されます。
ディスプレイ広告とは
リスティング広告とディスプレイ広告は運用難度が高いWebマーケティング手法ではありますが、テレビCMなどと異なりユーザーの興味関心に合わせて広告を表示することが可能なため、費用対効果が高い施策です。

SNSマーケティング

総務省が毎年発表している通信利用動向調査の令和2年版(令和3年6月発表)によれば、国内のSNS利用状況(個人)は前年から4.8ポイント上昇し、73.8%を記録しました。SNS利用者が初めて7割を超えたことになります。
年々市場拡大するSNSを活用した手法が、SNSマーケティングです。具体的なプラットフォームとしてInstagram、Pinterest、Twitter、Facebook、YouTubeなどがあり、主な取り組みとしては企業アカウントの運用、SNS上でのイベント開催、SNS上での広告出稿、後述する「ソーシャルコマース」などが挙げられます。
他のWebマーケティング手法に比べて「ユーザーと濃密なコミュニケーションが取れる」のが大きな特徴であり、ブランド価値向上やファンの獲得などに効果を発揮します。SNS毎の特性を捉えて、それぞれにマッチしたWebマーケティングを展開するのがポイントです。
以上のWebマーケティング手法は2021年も、おそらく2022年も重要です。Webマーケティングを展開するならば必ず押さえておきたい手法になるので、次項で説明する最新のマーケティング手法と合わせ、基本戦略として積極的に取り組んでください。

2021年最新のWeb集客・Webマーケティング

2021年最新のWeb集客・Webマーケティング
毎年様々なトレンドが生まれるWEB集客・WEBマーケティングですが、中には一過性のトレンドも少なくありません。しかし以下に解説する二つは、2021年はもとより今後重要なWEB集客・WEBマーケティングとして成長する可能性が高い手法です。

VSO(Voice Search Optimization)

VSO(Voice Search Optimization)
Googleにおける検索順位を上位に持っていくWEB集客・WEBマーケティングを「SEO(Search Engine Optimization)」、アプリストア内で検索順位を上げる方法を「ASO(Application Store Optimization)」と呼びます。
その派生系として現在注目されているのが「VSO(Voice Search Optimization)」です。
iOSやAndroidを搭載したスマートフォンには音声アシスタント機能が搭載されています。iOS端末なら「Hey Siri」と、Android端末なら「OK Google」と呼びかければ即座に起動し、音声により情報検索が可能です。
スマートフォン以外ではGoogle HomeやAmazon Alexaなどのいわゆる「スマートスピーカー(TVやスピーカー、照明などと連携可能な音声アシスタント機能付き小型家電)」が市場拡大を続けており、2024年には世界での設置台数が6億4,000万台に到達すると予測されています。
Global smart speaker market set to reach 163 million units in 2021
スマートフォンやスマートスピーカーを活用した音声検索は、徐々にではあるものの利用者が増えています。アメリカ・中国では既に4分の1の人が日常的に利用しているとする調査結果もあり、日本でも各国の利用率に追随する可能性は十二分にあります。
出典:U-Site「音声アシスタントに関する国際アンケート調査(1)」
こうした時代で重要性が増しているのがVSOと呼ばれる、新たなWEB集客・WEBマーケティング手法です。音声検索を利用するユーザーが増えるということは、そこに新たな流入経路が生まれるということになります。
VSOはユーザーが音声検索した際に、自社サイトやコンテンツが上位表示されるようにするためのWEB集客・WEBマーケティング手法なのです。
文字検索では「東京都 観光 おすすめ」など単語を並べたキーワードで検索されることが多いため、SEO対策ではそれに合わせたキーワード設定に始まり、コンテンツの構成案などを考えます。
一方、音声検索では「東京都でおすすめの観光地を教えて、できれば23区内で」といった具合に一つの文章として検索されることが多く、SEO対策の際とは少し違った視点からキーワード設定やコンテンツ構成案を考える必要があります。

ソーシャルコマース(SNS + EC)

ソーシャルコマース
VSOに続く2021年最新のWEB集客・WEBマーケティング手法が「ソーシャルコマース」です。これはSNSを表す「ソーシャル」とEC(電子商取引)を表す「コマース」を合わせた造語であり、SNS上で展開されるECビジネスを意味します。
従来、SNSとECという二つのプラットフォームは分断された存在で、SNSで見つけたお気に入りの商品をECサイトで検索するのが一般的な商品購買プロセスでした。これをユーザー視点で考えると、
SNSでコンテンツを閲覧→気に入った商品が見つかる→SNSを閉じる→ECサイトにアクセスする→商品を検索する→商品ページを閲覧する→比較する→購入する
といった具合に多くの工程を踏む必要があり、ユーザーフレンドリーとは呼べない状態でした。一方、ソーシャルコマースなら次のようなプロセスでSNSから商品購入への動線作りができます。
SNSでコンテンツを閲覧→気に入った商品が見つかる→そのまま購入する
ユーザーの商品購入プロセスは極めてシンプルになり、面倒な工程もありません。ユーザーはSNS上でフォローしている友人や著名人の投稿コンテンツから直接ECを利用し、気軽に商品を購入できます。
中国では既にソーシャルコマースの一大市場を築いており、2018年には中国のソーシャルコマースプラットフォームである「Pinduoduo」がNASDAQ上場を果たしたニュースが話題になりました。
一方、アメリカでは2021年のソーシャルコマース市場が366億2,000ドル(約4兆円)に達すると予測されており、2019年から約2倍に拡大しています。
Social commerce surpasses $30 billion in the US
ソーシャルコマースの世界的な潮流からみても、2021年とそれ以降に大注目のWeb集客・Webマーケティング手法です。

ルイ・ヴィトンのソーシャルコマース活用事例

一大市場を築いている中国では、「小紅書(Little Red Book)」(通称RED)と呼ばれるソーシャコマースアプリが急成長しています。REDは35歳以下の女性をターゲットにしたアプリであり、インフルエンサーの活用と美容・スキンケア商品を紹介するコンテンツ記事を組み合わせ、ブランドと消費者の交流を促しています。
RED上で直接商品を購入するユーザーもいれば、REDで情報収集した上で公式ECサイトや別のプラットフォームで商品を購入するユーザーもいます。その活用事例としてご紹介したいのが、「ルイ・ヴィトンが実施したライブストリーミングキャンペーン」です。
ライブストリーミングとはリアルタイムに配信される動画のことであり、画面上では注目商品が視聴者に表示され、途中参加も可能です。視聴者は注目商品のボタンをクリックするだけで、詳細情報や限定クーポンを取得できます。もちろん、そのまま商品を購入することも可能です。
結果として、ルイ・ヴィトンは15万2,000回以上の再生回数を記録しています。コロナ禍において多くのショッピングモールが営業停止したため、外出自粛で時間に余裕のあるユーザーに向けて新しいタイプの購買体験をテストしたとのことです。

WEB集客・WEBマーケティング初心者は何から取り組むべきか

WEB集客・WEBマーケティング初心者は何から取り組むべきか
今回、2021年最新のWeb集客・Webマーケティングの方法としてVSOとソーシャルコマースをご紹介しました。
では、Web集客・Webマーケティング初心者はこれらの方法から取り組むのが正解なのか?というと、やはりオウンドメディア運営やSEO対策など、基本となるWeb集客・Webマーケティングから取り組むのが最適だと言えます。
理由としては、現在までに様々な方法論が確立され、高い施策効果が見込めるからです。基本的なWeb集客・Webマーケティングを実施しながら、「これがWeb集客・Webマーケティングか」と深い理解を得た上でVSOやソーシャルコマースなどの施策に取り組むのが良いでしょう。このように取り組むことで相乗効果も生まれてくるでしょう。
これからWeb集客・Webマーケティングに取り組むという企業は、トレンドとしてVSOやソーシャルコマースといった方法があることを念頭に入れておきながら、基本となるWeb集客・Webマーケティングに取り組んでいきましょう。
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