クリニックの開業を成功させるための集客術
2021/11/14(日)
Google検索をするユーザーが何を求めているか知りたいなど、Webマーケティングの課題を抱えていないでしょうか?
こうした課題を解決するのに欠かせないのが「検索クエリの調査と分析」です。
そもそも検索クエリとは何でしょうか?キーワードとは何が違うのか?
本記事では検索クエリの基礎から分析方法まで解説します。
より良いWebマーケティングのためにも、検索クエリの基本を抑えましょう。
検索クエリとは「Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索に使用する語句」のことです。
本来は「質問」や「訊く」という意味を持つ単語で、検索エンジンに対して知りたいことを尋ねるという意味合いで検索クエリと呼ばれています。
検索クエリには3つの分類があります。
分類ごとに検索ユーザーの意図を読み取ることが、良いWebマーケティングを実施するポイントです。
・ナビゲーションクエリ:「YouTube」などアクセス先が明確な検索クエリ
・トランザクションクエリ:「英会話 アプリ」など商品購入や資料請求などのアクションにつながる検索クエリ
・インフォメーショナルクエリ:「SEO対策 やり方」など情報収集を目的とした検索クエリ
このように、検索クエリをまずは3つの分類に分けることで分析しやすくなり、検索ユーザーの意図が読み取りやすくなります。
検索クエリとキーワードは似ているようで違います。
キーワードとは、Webマーケティング戦略で使用する語句のことです。
例えばSEOコンサルティング会社の場合、「SEO」や「SEO対策」といった語句で検索上位を目指したり、リスティング広告を出稿したりします。これをキーワードと呼びます。
一方、検索クエリは「SEO対策のやり方」など、実際にユーザーが検索する時に使われる語句のことです。
1つの短いフレーズになっている場合と、複数の単語を組み合わせた場合があります。
従って検索ユーザーの意図を知るには検索クエリから分析するのが正しい方法なのです。
それでは検索クエリの分析方法を解説します。
本記事ではGoogleサーチコンソールとキーワードプランナーで確認できる検索クエリについて解説するので、ブログなどのWebマーケティングに取り組んでいる方向きの情報です。
Googleサーチコンソールでは、世界中で使われている検索クエリのうちどの検索クエリでWebページが表示されたか、クリックされたかを確認できます。
Googleサーチコンソールにアクセスしたら画面左のメニューから「検索パフォーマンス」をクリックしましょう。
すると上記画像のように、上位の検索クエリが一覧で表示されます。
これが自社Webページが表示される検索クエリです。
クリック数、表示回数、掲載順位のどれかをクリックすると昇順で表示するか降順で表示するかを変更できます。
個々の検索クエリをクリックすると、個別のデータグラフを確認できます。
関連記事:サーチコンソールの使い方
ただし、これらはあくまで「自社Webページが表示されたりクリックされたりする検索クエリ」なので、Webマーケティング戦略として色々な検索クエリを知りたいという場合は、キーワードプランナーを使うのが効果的です。
Google広告のキーワードプランナーを使うと、検索クエリのボリュームだけでなく新しい検索クエリを発見できます。
まずはキーワードプランナーにアクセスし、「新しいキーワードを見つける」をクリックしましょう。
次に検索クエリを調査したいキーワードを入力します。
ここでは「ブログ やり方」と入力しました。
検索すると、実際の検索クエリがずらりと表示されます。
各項目をクリックすると昇順・降順を変更できるので、検索クエリ探しに役立ちますね。
各検索クエリのボリュームも表示されています。
ちなみにGoogle広告に出稿していると細かい検索クエリが表示されるのでより詳しい情報が知れます。
関連記事:Googleキーワードプランナーの使い方
さて、自社Webページが表示される検索クエリや、一般的に使われている検索クエリがわかったところでユーザーの検索意図を読み取っていきます。
自分がそのユーザーになった気持ちで考えたり、実際に検索してどんなWebページが表示されるかを確認しながら検索意図を
探っていきましょう。ユーザーの検索意図を読み取ったら、次に取るべきアクションの選択肢が3つあります。
1. 検索意図にマッチしたコンテンツに修正する
2. 検索意図にマッチしたコンテンツを作成する
3. この検索意図に対するコンテンツは不要と判断する
Webマーケティングでは「コンテンツを作ること」ばかりに囚われがちですが、既存のコンテンツを修正すること、さらに検索意図によってコンテンツの要不要を判断することもとても大切です。
SEO対策コンサルタントが「SEO対策 やり方」という検索クエリに対するコンテンツを作ったとしても、「ブログ やり方」に対するコンテンツは作る意義は薄いでしょう。後者の検索クエリでは個人で運営するブログを対象にした場合が多く、上位表示されてもビジネスに繋がらない可能性が高いからです。
少しでも関連があればどんな検索クエリにも対応するのではなく、しっかりと要不要を判断してこそWebサイトの専門性が高まり、結果として上位表示されやすくなります。
Webマーケティングでは検索クエリからユーザーの検索意図を把握し、それに応じて適切なアクションを取ることが大切です。
これはブログ運営でもリスティング広告でも同じこと。
しっかりと対応すべき検索クエリを絞り、コンテンツの質を高めていきましょう。
本記事では「検索クエリとは、実はこんな意味だった!」のような驚きはなかったと思います。
しかし、検索クエリとは何か、どう調査・分析するのかという基本を知るだけでこれからの取り組み方は変わるはずです。
ぜひ、今日から検索クエリを意識したWebマーケティングを始めてください。