言行一致こそ信頼の証の第一歩
2014/10/03(金)
先日、京都駅前のビックカメラでのこと。
以前からデジタルカメラを欲しかった私は、色々と物色したのちに
一人の店員さんに声をかけました。
電気屋でどのような店員に声をかけるかによって
その後の商品選択のレベルが大きく異なってきます。
私の勝手な見極めのポイントだが、
・メガネをかけていて
・声が高くて
・自信をもっている感じ
さらに言うと、
メーカーのジャケットを来ていないビックカメラの店員であることだ。
それを確認して一人の店員に声をかけた。
ん!?ビンゴ!!
なかなか使えそうな店員だ。
その後、その彼と一緒にあれでもない、これでもないという
カメラの良し悪しについて話をしていった。
「キャノン製の〇〇は今お得ですよ!」
「オリンパス製の●●はチラシにのっている安くなったモデルです!」
などと、お得な情報を私の耳に入れてくる。
しかし、お得だと言われているにも関わらず、自分の食指がなかなか伸びずに
購入する決定打にならないのだ。
ところ、閉店も間際になったころに
ちょっと値段が高いキャノン製のカメラについて私が聞いたところ
店員の彼が
「このモデルは、明日から1万円以上値上がりするんです。これは、もし買われるなら
今日買わないと絶対損します。もし、明日お時間あれば本当に値段が上がっているかどうか
ご確認にきてください。」
そう自信を持って言ってきたのです。
はじめは半信半疑だったが、そんな嘘をついても彼にとって良い事なんて何も無い訳ない
だろうと思い、納得して信じることにした。
するとどうだろう、
あれだけお得だと言われていたのに、逆に
「損する」
と言われると無性に「これを買わないといけない」という気持ちにかき立てられるのだ。
そう、
人は得することより、損する事を嫌うのだ
バーゲンセールに殺到する人。
通販で時間限定で提供している商品
チラシで個数限定をうたうスーパー
これらは、「買わないと損しますよ!」
というメッセージなのだ。
あなたの会社の商品やサービスを買わないと「損しますよ」という
御客様の感情を揺れ動かすアプローチ。これこそが、集客戦略において
成約率をあげる大切なポイントなのです。
ちなみに、私は大幅な予算オーバーながら
値上がりするであろう高級カメラを買ってしまったのは言うまでもありません。。。。