インフルエンサーマーケティングとは?メリットも解説
2021/09/14(火)
Web集客に興味がある、少しでも関わっているという方なら「マーケティングの4P」を見聞きしたことがあるでしょう。
マーケティング戦略を考える上で大切なフレームワークであり、ぜひとも活用していただきたいものでもあります。
今回は、そんなマーケティングの4Pについて解説します。Web集客での活用方法、活用事例もご紹介するので参考にしてください。
マーケティングの4Pは、ジェローム・マッカーシーというマーケティング学の先駆者が著書『ベーシック・マーケティング』で最初に提唱した、マーケティング戦略のためのフレームワーク(枠組み)です。
4Pとは、以下4つの単語の頭文字を取ったものです。
- Product(製品)
- Price(価格)
- Place(流通)
- Promotion(販促)
マーケティングの4Pは「マーケティングミックス」とも呼ばれます。企業がコントロール可能な要素を組み合わせ、マーケティング戦略を立案するためのフレームワークがマーケティングの4Pなのです。
マーケティング戦略を立案・実行するには、大まかに6つのプロセスを踏む必要があります。
- マーケティング環境の分析と市場機会の発見
- セグメンテーション(市場細分化)
- ターゲティング(市場の絞り込み)
- ポジショニング
- マーケティング・ミックス(4P)
- マーケティング戦略の実行と評価
出典:グロービス経営大学「4P(ヨンピー)とは・意味」
つまりマーケティングの4Pは、マーケティング環境分析(PEST分析)やSTP分析(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)が完了した後に活用すべきフレームワークです。
最終的に、企業がコントロール可能な要素(4P)を組み合わせてWeb集客などの具体的なマーケティング戦略へと落とし込んでいきます。
それでは、マーケティング4Pの活用法を具体的に想像していただくために、2つの活用事例をご紹介します。
まずはマーケティング戦略で差別化に大成功しているスターバックスコーヒーから。
マーケティングの4Pといえば、スターバックスコーヒーの活用事例が有名です。現在でも継続して、以下のような戦略を展開しています。
Product(製品) |
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Price(価格) |
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Place(流通) |
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Promotion(販促) |
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世界には無数のカフェチェーンが存在しますが、スターバックスコーヒーはその中でも「ブランドとお客様の体験価値」に重点を置いたマーケティング戦略で有名です。
一見してコーヒーの値段は高いのですが、それを打ち消すほどのサービス品質が特徴です。
スキルが認められたスタッフだけが在籍しており、各スタッフは「スタバで働いている」というプライドを持っているのでサービス品質も高いのが特徴です。
このためPromotionにおいてはテレビCMなどには大きなコストはかけず、ブランドイメージとコンセプトをユーザーに植え付けることを重要視したマーケティング戦略を採用しています。
同社のInstagramアカウントはフォロワーが300万人を超えており、飲食サービス業のアカウントでは最大となっています。
直近においては動画コンテンツの取り組みにも注力しており、訴求方法を工夫していることも見て取れます。
これらは、マーケティングの4Pの「Product×Promotion」に力を入れた戦略と言えます。
続いてご紹介するのは、スーツ事業を中心に展開するAOKIホールディングスが手がけるインターネットカフェの快活CLUBです。
Product(製品) |
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Price(価格) |
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Place(流通) |
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Promotion(販促) |
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快活CLUBは現在、全国で513店舗を展開しています。2020年1月時点では436店舗だったのが、ここ数年で急速に拡大していることもあり「あれ?いつの間にか快活CLUBがオープンしてる」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
なんとAOKIホールディングスの見通しによると、2023年3月期には快活クラブを含むエンタメ事業(快活やコートダジュールなど)がファッション事業(AOKIなど)を上回るとのこと。そんな快活CLUBのマーケティング4Pを整理すると上記のようになり、「Product×Place×Place×Promotion」を上手に組み合わせて女性客の取り込みに成功したり、複合型ネットカフェとして成長を続けています。
特にWeb集客の取り組みには注力しており、Twitterのフォロワーは11.4万人、Facebookのフォロワーは1.5万人と数多くのファンを獲得することに成功しています。
マーケティングの4Pとそれを軸にしたWeb集客を推進することで、競合よりも高価格でありながらコアなファンを獲得し、AOKIでは花形事業となっています。
自社のマーケティング戦略を整理するためにマーケティングの4Pを活用することは大切です。
また、他社のマーケティング戦略を分析する際にも役立ちます。
自社と他社の4Pを比較することで強みや弱みを再認識することができるため、マーケティング活動やWeb集客の戦略立案の際にはとても有用なフレームワークです。
まだ活用していない方は、この機会にWeb集客へマーケティングの4Pを取り入れましょう。