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強調スニペットとは?SEO上のメリットについても解説

SEO対策によるWeb集客の目的は、コンテンツの上位表示を図り、GoogleやYahoo!等の検索エンジンからの流入数を増やすことです。Googleの検索結果ページでは1ページ目に上位10コンテンツが表示されるようになっていますが、それとは異なる方法で上位コンテンツが表示される場合があります。
それが「強調スニペット」です。今回はこの強調スニペットについて、概要やSEO対策上のメリットなどをわかりやすく解説していきます。

強調スニペットとは?

強調スニペットとは?
強調スニペットとは、Googleの検索結果ページにて最上部に特別表示されるコンテンツのことです。
例えば「糖質制限 方法」とGoogleで検索してみると、検索結果1ページ目が次のように表示されます。
「糖質制限 方法」とGoogleで検索
Googleはユーザーごとに検索結果をカスタマイズしているので上記の限りではないでしょう。しかし同じように強調スニペットが表示されているはずです。
強調スニペットでは検索キーワードに対して質の高いコンテンツを最上部に表示すると同時に、コンテンツ内でユーザーの疑問に答えている部分まで表示してくれます。
通常の検索結果では、コンテンツリンクの下にはタイトルタグやディスクリプションタグのテキストが表示されるだけなので大きな違いですね。

強調スニペットのメリット

強調スニペットのメリット
では、自社サイトのコンテンツが強調スニペットで表示されることで享受できるSEO対策上のメリットとは何でしょうか?

トラフィック向上

強調スニペットは検索結果1位と同様にコンテンツが最上部に表示されるため、トラフィック(アクセス数)が向上します。
トラフィックが増えれば自然と自社サイトの評価も上がり、これに引き上げられて他のコンテンツが上位表示される可能性もあるでしょう。

スマホ表示での存在感が大きい

Googleの強調スニペットはスマートフォンでも表示される機能です。しかも、スマートフォンで強調スニペットが表示される場合、画面いっぱいに表示されるため存在感が非常に大きいのがメリットです。
あたかも強調スニペットのコンテンツが全てのように表示されるので、スマートフォンにおいては特にクリック率が高くなる可能性があります。

一方で、デメリットもある

アメリカのSISTRIX社が8,000万件以上のキーワードと数十億の検索結果を分析したところ、興味深いデータが出ました。
それは、Googleにて通常の検索結果1位のコンテンツと強調スニペット表示されたコンテンツを比較したところ、クリック率は「強調スニペットの方が5.2%低い」というものです。
SISTRIX「Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid」
出典:SISTRIX「Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid」(邦訳:Googleのクリック率についての既知の情報が必ずしも正しくない理由について)
上記グラフを見比べていただくとわかります。左が通常の検索結果におけるクリック率、右が強調スニペットにおけるクリック率です。最上部に表示されるコンテンツは前者のクリック率が5.2ポイント高い結果になっています。
この点については、強調スニペット表示されるコンテンツは検索結果上でキーワードに対する答えが表示されるため、必然的にクリック率が下がるものだと考えられます。
その証拠に、強調スニペットにおける2位以降のコンテンツはクリック率が上昇しているのです。

強調スニペットに表示させる方法

強調スニペットに表示させる方法
とはいえ、強調スニペットに表示されると2位のコンテンツよりもクリック率が高いのは確かです。
現在1位に表示されているコンテンツ掲載サイトのドメインパワーが強く、自社サイトの上位表示が難しい場合は強調スニペットを狙っていくのも一つの手段です。
では、そのための方法をご紹介します。

結果表示10位以内を目指す

多くの強調スニペットは検索結果10位以内のコンテンツが表示されていると考えられます。
つまり、ひとまず10位以内に食い込めば強調スニペットとして取り上げられ、検索結果1位へと一気に駆け上がれる可能性があるのです。
コンテンツを作成する際は既存の1~10位コンテンツを分析し、情報を網羅させた上でユーザーの検索意図を満たす情報の提供を心がけましょう。

テキストを正しく構造化する

「正しく構造化する」とはつまり「適切な場所で、適切なタグを使用する」ということです。
強調スニペットに表示するコンテンツを決めるのはGoogleのアルゴリズムなので、タグを正しく使ってクローラーがテキストを理解しやすい構造を作るのがポイントです。
例えばリスト形式でテキストを並べる際は、「・(中点)」で列挙するのではなくしっかりリストタグ(<li>テキスト</li>)を使用しましょう。

PREP法で文章を作る

PREP法はわかりやすく文章をまとめるためのフレームワーク(枠組み)です。

  • Point:結論
  • Reason:理由
  • Example:事例
  • Point:結論

PREP法に従って文章を作ると自然と論理的な文章に仕上がります。
単にテキストを構造化するのではなく、コンテンツの文章そのものも論理的に組み立て、ユーザーが持つ疑問や不安に対してわかりやすく回答するような内容を心がけましょう。

一小節を短くする

文章小節を短くするのも効果的です。強調スニペットに表示される文字数は、表示パターンによって違いますがおよそ80~200文字です。
従って文章小節は80文字前後を基準にし、長くても200文字以内に収まるよう文章を作成しましょう。
以上の方法を取れば確実に強調スニペット表示されるわけではありません。最も大切なのはやはり「コンテンツの品質」です。
ユーザーにとって有益なコンテンツが上位表示される傾向は不変であるため、あくまで質の高さを重視してください。
その上で4つの方法を取り入れれば、強調スニペットに表示される可能性が高まるでしょう。

スマートフォン時代では強調スニペット表示がWeb集客のポイント

スマートフォン時代では強調スニペット表示がWeb集客のポイント
スマートフォンで検索するユーザーが増えた今、強調スニペットの存在感は非常に大きいため、強調スニペットの表示を積極的に狙っていきたいものです。
今回ご紹介した4つの方法を参考に、ぜひ強調スニペット表示を目指してください。
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