モバイルフレンドリー対応とは?対応方法もご紹介
2021/09/11(土)
「集客にはランディングページ(LP)の質が大切って聞いたけど、そもそもランディングページって何?」という方におすすめの解説記事です。
ランディングページには2つの種類があります。一方は、ブログなどに掲載する一般的な記事コンテンツ。そしてもう一方は、読者に具体的なアクションを促すための縦長ページ。今回は主に、後者のランディングページについて解説します。
目次
ランディングページとは「読者が着地(ランディング)したページ」を意味します。ここでいう
「着地」というのは、Googleなどの検索エンジンから流入した記事コンテンツではなく、「読者が最終的に着地し、具体的なアクションを起こすことを目的としたページ」のことです。
皆さんは、色々なWebサイトを回遊しているうちに、縦長のページにたどり着いた経験はないでしょうか?
例えば、以下のランディングページはリンパマッサージの資格取得のためのサービスを提供するランディングページです。
こうしたランディングページの特徴は、次のようなものです。
- 商品やサービスを訴求するために、ポジティブなセールス情報を多く盛り込んだ縦長ページ
- 購入や問い合わせといった具体的なアクションを促すことに特化しているため、他ページへのリンクが少ない
- ブログに投稿する記事コンテンツのようにデザインの制限がないため、クリエイティブ性の高いページが作れる
- インパクトを強め、訴求力を高めるためにテキストに対して画像を多く使用している
- ページを下にスクロールするほど購買意欲を刺激する内容になっており、コンバージョン率が高い
ホームページの主な役割は基本情報の掲載です。ホームページを訪問した人に対して、「我が社ではこんな理念で、こんなビジネスを展開しています」というアピールをします。また、ホームページ内で色々な記事コンテンツを配信することで、中長期的な集客に繋げることを目的とします。一方、ランディングページはもっと直球に、特定の商品やサービスを強く訴求するためのページになります。
「ホームページがあるのに、ランディングページも必要なのか?」と疑問を抱くことでしょう。結論から言うと、必要です。なぜなら、ホームページだけでコンバージョン(商品やサービスの購入など)を得るのは難しいからです。
ホームページは基本情報や記事コンテンツを掲載して、訪問者にとって利益になる情報を提供し続けます。その結果、中長期的にホームページへの訪問者が増加しますが、コンバージョンへの貢献度を図るには長い目線で考える必要があります。
なぜなら、ホームページに掲載すべき情報はあくまで「読者の利益になること」であり、自社の商品やサービスの訴求ではないからです。しかし、ホームページに掲載した情報に触れることで、読者の購買意欲が刺激されることは確かです。実際に、コンテンツマーケティングという顧客志向型のマーケティング手法が流行しています。
関連記事:コンテンツマーケティングとは?初心者でも分かりやすく徹底解説
コンテンツマーケティングなどで顧客を育成したとしても、申し込みや購入の意思を引き上げなければいけません。
そこで、ランディングページへ誘導して最後の一押しを行います。
自社の商品やサービスを購入すると、どんな良いことがあるのか?購入しないと、どんな悪いことがあるのか?あなたにとって、なぜそれが必要なのか?他のユーザーはどんな感想を抱いているのか?などなど、気になる情報を一挙に紹介することで、まるで営業マンの商談のような役割を果たします。
ホームページに人を集めることは売上の増加に向けて必要な要素です。それに加えて、最後の一押しを行ってくれる営業マン的な存在である、ランディングページの力が必要なのです。
では、実際にランディングページを作るとなった際に、どのように取り組めば良いのかを6つのステップでご紹介します。
ランディングページの目的(コンバージョン)としては、商品やサービスを購入してもらうだけでなく「問い合わせ」や「来店予約」など色々な目的があります。これは、自社が展開する商品やサービス、ビジネスに応じて異なります。
例えば前掲のリンパマッサージの資格取得のランディングページの場合、目的は「資料請求」です。ランディングページでいきなりの契約は難しいため、一度資料を請求してもらい、リストマーケティングなどを行うための手段としてランディングページを用いています。
このように、商品やサービスの特徴によってランディングページに設定すべき目的は異なりますし、複数の目的を設定してそれぞれに応じたランディングページを作る場合もあります。
ターゲットは明確なほど良いです。時には、当初のターゲティングが適切ではないこともあるため、ランディングページ作成後に適宜修正する必要があります。
男女・年代問わず使用できる商品やサービスの場合、ターゲットを複数に分けて、ターゲットごとに異なるランディングページを作るのがベターでしょう。同じ商品やサービスを利用するからといって、同じ目的を持っているとは限りません。
ターゲットごとに何を訴求すべきかを考え、ランディングページ内に記載する情報を絞っていきます。
一般的なランディングページは「ファーストビュー」と呼ばれる最初に目にするページと、「クロージング」にあたる最後のページ、そして購買意欲を刺激するための情報を掲載する中間ページで構成されています。
上記の基本構成を参考に、テキストや画像をどのように配置するのか?を考えます。これを「ワイヤーフレーム」と呼びます。用紙に書き込んで作るか、専用ツールを使って作るかは作成者によって異なります。
できれば手書きでワイヤーフレームを作る方が、ランディングページ全体の構成を確認しながら作成可能なため、ストーリー性がある魅力的なページに仕上がります。
必要なテキストと画像を用意するにあたり、外部ライター等へ依頼するケースもあります。というのも、ランディングページは読者の購買意欲を刺激しながら自然とページをスクロールしてしまう仕組みにする必要があり、「セールスライティング(商品やサービスを売るための文章書き)」のスキルが必要になるからです。
自社で内製してスキルやノウハウを積み上げるのも大切ですが、プロのライターや制作会社を活用しながら上手に進めていきましょう。
最終的なデザイン調整を行います。作成したランディングページを何度も読み返し、自分が読者になった気持ちで評価します。
- ファーストビューのインパクトは大きいか?
- それに続く情報は探究心を刺激するものか?
- 自然とスクロールしてしまう流れになっているか?
- ストーリーが途中で途切れたりしていないか?
- 誇大広告になってしないか?
- 最後まで読み切った時、「買いたい」という衝動が芽生えるか?
こうした基準からランディングページを評価し、適宜修正していきましょう。
ランディングページがどんなものかを深く知るには、やはり実際に作ってみるのが一番です。いきなりプロに依頼するのではなく、最初はぜひ自分自身で作ってみてください。上手く作れなくても構いません。ランディングページとは何かを知り、自社ビジネスにとってどれほど大切かを理解するには重要なことです。
また、ランディングページを作成する際には、色々なランディングページに目を通して「こうやって作るのか」と学ぶことも必要です。GIコンサルティングパートナーズのホームページ制作事例の専用サイト(https://gicp.tokyo/)では、たくさんの制作実績を掲載しているのでぜひ参考にしてください。