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ロングテールSEOとは

SEO対策によりWebサイト記事を上位表示させ、そこからの集客を狙うのであれば「ロングテールSEO」への理解が欠かせません。
ロングテールSEOへの取り組み方次第で、自社サイトに対するGoogleからの評価やユーザーの流入数は大きく変わるでしょう。それでは、ロングテールSEOの概要からメリット、対策方法を本記事で整理していきます。

ロングテールSEOとは?

ロングテールSEOとは
想定される月間検索数は少ないものの、ユーザーニーズが表面化しており質の高い流入が見込めるキーワードのことを「ロングテールキーワード」と呼びます。このキーワードを活用したSEO対策がロングテールSEOです。ちなみにロングテールキーワードの特徴は、次のようになります。
• 月間検索数が少ない(1,000件未満)
• 2~4つの単語で構成されている
• ユーザー流入数の6~8割に達する
• トレンドに左右されないものが多い
<ロングテールキーワードの一例>
「マンション 新築 23区」
「害虫駆除 札幌市 おすすめ」
「中古車 買取 業者」

ロングテールSEOのメリット

Webサイトのユーザー流入数の構成比としては、ビッグキーワードで2割未満、残りはそれ以外のキーワードというのが一般的です。つまり、ロングテールSEOの取り組みによって効果が生じれば、Webサイト全体のユーザー流入数が大きくアップすることになります。
ロングテールキーワードを使って情報収集しているユーザーはGoogle検索にて、1ページ目だけでなく2ページ目の記事にも関心を示す傾向があります。ニーズが表面化しているので、幅広く情報収集したいと考える結果でしょう。
また、ロングテールキーワードはコンバージョン率(※)が高い傾向にあり、ロングテールSEOによって流入数が増えればWebサイト運営者が期待する以上のコンバージョン(※)獲得が期待できます。
※コンバージョンとは資料請求や問い合わせなど記事ごとに設けられた目標のことを指し、「コンバージョン数÷サイト訪問数」でコンバージョン率が算出される

Webサイトへの貢献度が高い

前述の通り、ロングテールSEOは集客面への貢献度が高いため、Webサイトを活用することで集客数アップを目指している全ての企業に取り組んでいただきたい施策です。また、作成したコンテンツは中長期的にWebサイトの資産になり、長きにわたって高い集客効果を発揮してくれます。

ロングテールSEOの対策方法

ロングテールSEOの対策方法
ロングテールSEOの対策方法は思っている以上にシンプルです。キーワードを選定し、コンテンツを設計・作成・管理するだけ。まずは難しく考えず取り組むことが大切です。では、対策方法の手順をご紹介します。

キーワード選定

ロングテールSEOではまず、キーワード選定が最初のステップであり最重要項目です。選定するキーワードは一定の月間検索数を確保したもので、かつ自社ビジネスに関連するものではなくてはいけません。
また、月間検索数が少ないと「本当に流入数が伸びるのか?」と心配される方もいると思います。この点について先回りしてお話しておくと、たしかに実際の一つ一つの流入数は微々たるものです。しかし質の高い流入が見込める上に、ロングテールキーワード全体で見ると流入数が伸びていきます。結果としてWebサイトの評価が上がり、ビッグキーワードとの相乗効果が生まれます。
そのスタートラインであるキーワード選定は重要な工程といえます。

コンテンツ設計

コンテンツ設計では、「ユーザーが何を求めているのか?」を追求して考えます。例えば「シャンプー 市販 男性」のキーワードで検索したユーザーは何を求めているか考えてみてください。
率直に考えると「市販されている男性用シャンプーの中で、おすすめ品を探している」とユーザーニーズを導き出せます。しかし、これだけではまだ浅いです。そのユーザーが「なぜ市販シャンプーを検索しているのか?」も掘り下げて考えてみましょう。
すると、そのユーザーは現在使用しているシャンプーが頭皮に合わなかったり、匂いが気に入っていない可能性があります。また、市販シャンプーを検索していることから、現在も市販シャンプーを使用している可能性が高いでしょう。
つまり、市販シャンプーを探してはいるものの商品に対する悩みや不満を抱えており、より高品質な市販シャンプーやサロン専売シャンプーを提案する余地があると考えられます。
このように「ユーザーが何を求めているか?」を追求し、ニーズを深堀りしながら検索の意図や背景を知ることが大切です。

コンテンツ作成

ロングテールキーワードを使って情報を収集しているユーザーはニーズが表面化しています。従って自分にとって「有益な情報か否か」の判断が厳しく、ダラダラと結論が出ないようなコンテンツは嫌われる傾向にあります。
そのため、コンテンツ作成では「結論ファースト」を心がけることがポイントです。例えば「結論→理由→具体例→結論」の順番で論理的に文章を仕上げるPREP法を用いると、結論ファーストなコンテンツに仕上がります。
無理に文字数を稼ごうとせず、「ユーザーの問題を解決すること」に焦点を当ててコンテンツを作成してください。

コンテンツ管理

ロングテールSEOのコンテンツ管理では流入数やCV率を分析し、成果が想定以下のコンテンツは適宜修正します。また、時にはロングテールキーワード自体が適切か否かをチェックし、自社のビジネスとの整合性を保つことが重要です。
最新情報が出た際はコンテンツを更新し、常に鮮度を保つよう心がけましょう。ニーズが表面化しているロングテールキーワードだからこそ、コンテンツに掲載されている情報が最新かどうかをユーザーは厳しくチェックしています。
以上のようにロングテールSEOの手順はシンプルです。しかし、一つ一つの工程を丁寧に行えるかどうかが成否を握っています。
関連記事:コンテンツマーケティングとは?初心者でも分かりやすく徹底解説

ロングテールSEOの集客効果

ロングテールSEOの集客効果
ロングテールSEOはたくさんのコンテンツを用意する必要があり、効果を実感するまでに時間がかかるという点は予め理解しておく必要があります。従って辛抱強く、コツコツとロングテールSEOを実施していくための覚悟と忍耐が必要です。
しかし、障害になるものはそれだけです。Webサイトを通じて集客数を増やしたいという企業は、必ず取り組むべき施策になります。
キーワードの選定から、コンテンツの設計・作成・管理までを一つ一つ丁寧に行い、ユーザーの問題を解決しながら自社ビジネスに貢献するようなロングテールSEOを目指しましょう。
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