SEOライティングのコツとは?上位表示させるためのポイントを解説
2021/08/17(火)
ビジネスにおいて、Webサイトを活用するのが当たり前の時代。その中でも「オウンドメディア(Owned Media)」の活用が重視されています。意味は「自社保有のメディア」です。
インターネット経由での集客は今や必須。オウンドメディアはその中心にありますが、活用していない企業が多いのが実情です。そこで今回は、オウンドメディアの概要とメリット、そして活用方法をご紹介します。Web集客が気になっている方はぜひ参考にしてください。
目次
まず、オウンドメディアとホームページ(コーポレートサイト)の違いは掲載情報にあります。
・オウンドメディア:Webサイトを訪れたユーザーの疑問や悩みを解消する情報を掲載する
・ホームページ:企業の基本情報や事業内容、将来的なビジョンなどの情報を掲載する
新聞や雑誌など、世の中のニュースを伝えたり読者のニーズを満たしたりするような情報を掲載する媒体を「メディア」と呼びます。オウンドメディアとはまさに、自社が保有する(オウンド)情報掲載の媒体(メディア)なのです。
デジタルマーケティングではオウンドメディアの他に、二つの代表的な「〇〇メディア」があります。
・ペイドメディア(Paid Media)
主にリスティング広告やディスプレイ広告のことです。お金を支払って(ペイド)情報を掲載する媒体(メディア)なので、広義では新聞や雑誌の広告、テレビCMが該当します。リスティング広告やディスプレイ広告については、以下の記事でまとめられているのでご確認ください。
>>ディスプレイ広告とリスティング広告の違いとは何か
・アーンドメディア(Earned Media)
自社以外の第三者が発信したメディアのことを指します。例えばSNSにてインフルエンサーや一般消費者がレビューしたもの、ジャーナリストが言及するもの、雑誌やテレビの取材などが該当します。
アーンドとは「獲得する」という意味で、第三者メディアの情報掲載によって信頼を獲得する(アーンド)ことを指しています。インターネット上のユーザーから好意的な反応を獲得することはSEO対策やSNS運用において重要なため、アーンドメディアについても理解しておきましょう。
デジタルマーケティングにおいては、この二つにオウンドメディアを加えて「トリプルメディア」と呼ばれることもあります。
オウンドメディアに関するいくつかの調査に目を通すと、実際に運用している企業は全体の4割前後であることがわかります。
「BtoB企業のマーケティング担当者を対象に「オウンドメディアの運営状況」について聞いたところ、40.1%が「運営している」と回答しました。」
出典:BtoBマーケティング担当者の6割がオウンドメディアに対して前向き、3割が開始から1年で成果を実感したと回答 株式会社ベーシック
多くの企業がオウンドメディアに取り組んでいる理由は、やはり相応のメリットがあるからです。では、そのメリットをご紹介します。
オウンドメディアには企業ブランドの価値を高める効果があります。特に、自社の知識・技術・ノウハウを詰め込んだ質の高いコンテンツを掲載し続けると、それだけで高いブランディング効果が見込めます。
Webマーケティングの施策として有効とされてきたリスティング広告は、単価高騰により「資本力が強い企業が勝つ」という構図ができつつあります。
新聞や雑誌の広告、テレビCMも高い広告費を支払う必要があり、しかも効果測定が難しいのが大きなデメリットです。
オウンドメディアは中長期的な運用が必要ではあるものの、一度構築を行えば高い集客効果が期待できます。「広告宣伝に多額の費用を費やしてきたけど効果を実感できていない」という企業はオウンドメディアの構築を検討しましょう。
ロイヤリティとは、企業ブランドに対する顧客の愛着のことです。オウンドメディアに流入したユーザーの疑問や悩みを解消するコンテンツを掲載し続ければ、ユーザからの信頼が増し、同時にロイヤリティも増します。この取り組みによってリード(見込み客)を獲得しやすくなり、かつ既存顧客からのロイヤリティと信頼性もアップします。
オウンドメディアは日本全国どこにいても閲覧可能なメディアです。SEO対策を実施してコンテンツがGoogleで上位表示されるようになれば、全国から問い合わせが来る可能性もあります。商圏範囲の拡大は、もはや難しい施策ではなくなりました。
オウンドメディアに興味はあるけれど、具体的にどのように活用すべきか分からない方も多いでしょう。主な活用方法は「コンテンツマーケティング」と「採用ブランディング」です。それぞれの特徴をご紹介します。
コンテンツマーケティングとは文字通り「コンテンツ(記事、動画、写真など)を使ったマーケティング」です。代表的なのはユーザーの疑問や悩みを解消するようなコンテンツを作成・投稿し、Google検索からの流入を集める活用方法になります。
検索キーワードにはユーザーの興味・関心・ニーズが隠れているので、検索意図を読み取ってユーザーにとって有益かつGoogleで検索されやすいコンテンツに仕上げることで、オウンドメディアを使った集客が可能です。
関連記事:コンテンツマーケティングとは?初心者でも分かりやすく徹底解説
採用ブランディングとは、採用力を強化するために実施する「採用活動における自社ブランディング施策」です。少子高齢化を背景として優秀な人材を獲得するのが難しくなりつつある昨今、採用ブランディングは企業をブランド化することで求職者に対し、会社の魅力をアピールする施策になります。
オウンドメディアで業界知識や自社環境などのコンテンツを発信すれば、ブランド化が進み徐々にファンを獲得できます。すると「この会社で働きたい!」と意欲の高い求職者を獲得することに繋がり、採用コストを下げながら優秀な人材を獲得できるようになります。
オウンドメディアを始めるにあたり「自社の業種業態でも効果があるか?」と心配する必要はありません。どんなビジネス、商品、サービスであってもオウンドメディアによるマーケティング効果やブランディング効果は期待でき、実際のところ多種多様な企業がオウンドメディア運用に取り組んでいます。
街のクリニック、美容室、飲食店などIT系企業でなくてもオウンドメディアの効果は確実にあります。弊社の事例紹介ページにて、多種多様な企業によるオウンドメディア活用事例をご紹介しているので、ぜひご確認ください。
当ブログではオウンドメディア運営・活用に役立つコンテンツを多数掲載しているので、ぜひ他のコンテンツもご覧ください。