SEOライティングのコツとは?上位表示させるためのポイントを解説
2021/08/17(火)
SEO対策において「リダイレクトは重要」と聞いたことはないでしょうか?様々な対策方法がある中でリダイレクトはかなり重要なものであり、きちんと対応しないとGoogleからの評価が下がる可能性があります。また、リダイレクトには種類がありそれぞれ特徴が異なります。今回はリダイレクトとは何か?という素朴な疑問に答えながら、SEO対策上の重要性についてもご紹介します。
目次
リダイレクトとは「ユーザーがアクセスしたページから別のページへと誘導するための仕組み」 です。インターネットで情報収集している際にアクセスしたWebサイト上で、「別のWebサイトに移動します」などの文言が表示され、数秒後に別のWebサイトに自然と移動したことはないでしょうか?あれがまさしくリダイレクトです。
主に、Webサイトをリニューアルした際にリダイレクトを設定し、旧Webサイトから新Webサイトへとユーザーが移動できるようにします。
また、パソコンとスマートフォンで異なるURLを設定している際にもリダイレクトを使うことがあります。例えばパソコンでスマートフォン用URLを打ち込んでWebサイトにアクセスした際に、自動的にパソコン用URLのWebサイトに移動するというものです。
Webサイトのリダイレクトが重要な理由は2つあります。1つは「SEO対策上」による理由、もう1つは「ユーザビリティー向上」による理由です。まず、SEO対策上の理由から解説します。
Webサイトをリニューアルする際に、サイト名やサイトURLなどを変更することがあります。とりわけサイトURLを変更した際はリダイレクト設定が必要であり、旧サイトにアクセスしたユーザーを新サイトに誘導しなければなりません。
そうでなければ、旧サイトにアクセスしたユーザー流入を新サイトに引き継ぐことができず、Google からの評価を失うからです。
SEO対策においてユーザー流入数やページビュー数の多さが重要なことは言うまでもありません。Webサイトをリニューアルした際は旧サイトのユーザー流入数などを新サイトへと引き継ぐことで、Google からの評価を維持できます。
Webサイトはユーザーにとって使いやすいものでなければいけません。ユーザービリティーが高いWebサイトはユーザーに好まれますし、より多くのリピーターが訪れてくれます。
しかし、リダイレクトがしっかりと設定できていないWebサイトはユーザービリティーが高いとは言えず、当然ユーザーからの評価が下がります。使いづらいWebサイトはすぐに嫌われ、ユーザー流入数はみるみる下がっていくことでしょう。
Google からの評価を上げるにはユーザービリティーを意識することもとても大切です。つまりは、ユーザービリティー向上も最終的にSEO対策につながっていくということです。
以上の理由から、リダイレクト設定はSEO対策において極めて重要な設定です。
リダイレクトには種類があります。主に使用するのが「301リダイレクト」と「302リダイレクト」です。また、「サーバーサイドリダイレクト」や「クライアントサイドリダイレクト」といった分類もあります。それぞれ解説していきます。
WebサイトURLを恒久的に変更する際に使用するのが301リダイレクトです。
301リダイレクトの用途は大きくは2つに分けられます。
ひとつは、Webサイトをリニューアルしてドメイン名やURLが変更された際に使うものです。
GoogleがWebサイトを評価する際はドメインごとに行うため、 WebサイトをリニューアルしてURLを変更するだけでは評価を引き継ぐことができません。そこで301リダイレクトを設定し、評価を新URLへ引き継ぐようにします。
もうひとつは、URLの正規化を行うために使用するものです。
URLの正規化とは、簡単に説明すると、同一のページが複数のURLで表示されている状態を統合することを指します。
https://www.○○○.jp/
https://○○○.jp/
このように「www.」のあるページと無いページが同じ内容を表示する状態は評価の分散を招くため、301リダイレクト等の設定が必要になります。
一方、WebサイトURLを一時的に変更するだけの場合に使用するのが302リダイレクトです。主な使いどころはWebサイトのメンテナンスや、一定期間Webサイトの閲覧を停止する場合です。
サーバーサイドリダイレクトとは「サーバー側で設定するリダイレクト」のことです。Webサイトには「.htaccess」というファイルが存在し、サーバーの基本的な動作を制御します。「.htaccess」にてリダイレクト設定を行うことでリダイレクトを導入できる仕組みです。
ユーザーが旧サイトにアクセスすると自動的に新サイトに転送されるため、ユーザーは旧サイトにアクセスせずに済みます。
SEO対策において推奨されている方法ですので、後述するクライアントサイドリダイレクトではなく、サーバーサイトリダイレクトにて対応するのがベターでしょう。
クライアントサイドリダイレクトとは「HTMLに新サイトの情報を記述してリダイレクトする方法」です。何らかのWebサイトへアクセスした際に、「5秒後に新サイトへ移動します。自動で移動されない場合は、下記URLをクリックしてください。」と言った文言が表示されたことがあると思います。
これがクライアントサイトリダイレクトであり、ユーザーは旧サイトにいったんアクセスしてから新サイトへ自動的に転送される仕組みです。
Webサイトをリニューアルしたり、一時的に停止する場合などは確実にリダイレクトを設定しましょう。特にリニューアルによって新しいURLを使用する際は、リダイレクトを設定しないと旧サイトで得たGoogleからの評価を引き継げず、SEO対策上で非常に苦労することになります。もっとも「意図的にGoogleからの評価を引き継がない」という場合はリダイレクト設定は不要です。
Webサイトをリニューアルする際にはリダイレクトを適切に設定し、自社のサイトを健全な状態で運営することを心がけましょう。