SEOにおけるサイテーションとは
2021/08/15(日)
Google検索に認知・評価されやすいWebサイトやコンテンツを制作することを「SEO対策」と呼びます。SEO対策によってGoogle検索上位に表示されるようになれば訪問者数が増え、Web集客に繋がるというわけです。
昨今はYouTubeをはじめとした動画を使ったWebマーケティングが台頭しており、「VSEO対策」の必要性が高まってきました。今回はそんなVSEO対策について、概要と最適化の方法、さらにメリットをご紹介します。
VSEO対策とは「Video Search Engine Optimization」の略であり、日本語では「動画検索エンジン最適化」となります。文字通り、YouTubeなどの動画プラットフォームにおいて動画が検索上位に表示されるように最適化することです。
動画を使ったWebマーケティングにはさまざまなメリットがあり、動画を通じてWeb集客に取り組む企業が増えています。たとえばYouTubeで検索上位に表示されれば、それだけで露出が増えて企業やその商品・サービスの認知拡大、売上拡大に繋がるチャンスです。
VSEO対策に取り組み始めるのに最適なタイミングはまさに「今」です。10年ほど前からYouTubeに投稿した動画で広告収益を得るYouTuberが増え始めました。現在ではYouTuber市場が激化しており、新規参入は難しいのが現状です。
しかし、企業の動画活用はまだ始まったばかりです。徹底したVSEO対策に取り組んでいる企業は多くないため、今からVSEO対策を始めれば効率良く検索上位に表示される可能性が大いにあります。
VSEO対策に取り組むメリットは3つあります。Webマーケティングを実施して集客したい企業にとって、いずれも見逃せないメリットです。
動画を使ったWebマーケティングはさまざまな目的を持って取り組めます。企業やその商品・サービスの認知拡大だけでなく、直接的に商品・サービスを訴求して販売を目指すことも可能です。
日本には商品・サービス力はあっても販売が弱く、売上がなかなか拡大しない中小企業が多数存在します。そうした企業こそVSEO対策に取り組むと、より多くの人に自社の商品やサービスを知ってもらうことができ、販売力を強化できます。
しかも「テキスト記事よりもYouTube動画の方がコンバージョン率が高い」という事例も多いので、販売機会を増やせるチャンスです。
1つの動画を作るのにはそれなりの労力と時間がかかります。機材や動画編集ソフトも必要です。それによりイニシャルコストがかかりますが、YouTube動画が人気になればより費用対効果が飛躍的に伸びます。
また、個別に動画を作成せずともセミナー風景などを動画にして提供すれば、それだけで興味を惹く動画になり、費用対効果を高めてくれるでしょう。
YouTube動画を視聴するユーザーの多くはFacebookやTwitterなどのSNSも利用しています。VSEO対策の良いところは、運営側が特別な対応をしなくても各種SNSと連携でき、投稿した動画がSNSを通じて拡散される可能性があることです。
SNSによって情報が広く拡散されれば、動画作成にかかった労力と時間の数倍~数十倍もの費用対効果を享受できます。
以上のメリットから、リアルでの集客に悩んでいる企業こそ動画を使ったWebマーケティングに取り組むべきです。
SEO対策ならWebサイトの構造そのものとコンテンツを最適化する必要があります。一方、VSEO対策は対応項目が比較的少ないのでSEO対策よりも幾分か楽に取り組めます。では、VSEO対策の6つのやり方をご紹介します。
- 動画のタイトルはキーワードをしっかり入れて、クリックしたくなるコピーを考える
- サムネイルやアイコンにこだわり、検索表示された際にクリックしたくなるようなデザインを考える
- タグとハッシュタグ(#)を確実に設定して検索エンジン以外からの検索方法に対応する
- 動画説明文にはキーワードを含み、チャンネル登録とグッドボタンを依頼する文言、所有するWebサイトやSNSのリンク、ハッシュタグを掲載する
- 動画にはタイムスタンプ(動画内の目次のような機能)を作成してユーザーの利便性に考慮する
- 動画に字幕をつけて検索エンジンの最適化を促す(外国語動画の場合は翻訳済みの字幕を挿入する)
以上です。SEO対策と比べるとやるべきことが少ないので、Webマーケティングに詳しくない方でも取り組めますね。
また、動画を編集する際はタイムスタンプを付けることを意識して複数のセクションに分けることをおすすめします。テキスト記事を作成する際に用意する構成案のようなものがあると、スムーズに動画を作れるでしょう。
ブロガーよりもYouTuberが増えた背景には「動画の作成・編集に特別なスキルが要らない」という理由もあるでしょう。従って、これまでWebマーケティングに取り組んだことのない企業でも、動画を使ったWebマーケティングならピッタリとはまるかもしれません。
しつこいようですがVSEO対策を始めるなら「今」です。競合が少ない方が検索上位に表示されやすいですし、数年後に動画を使ったWebマーケティング市場が激化しても、運用実績があるため他の動画よりも評価されやすくなります。
Webマーケティングに取り組んでみたいと思いつつも「Webサイト運営は難しそう」と躊躇していた方は、思い切って動画を使ったWebマーケティングにチャレンジしてみてください。想像以上に反響により商品・サービスの認知拡大、売上拡大に成功できるかもしれません。