MEO対策とSEO対策の違いとは?|費用の違いなどを解説
2021/02/12(金)
MEO対策の料金っていくら?料金相場・料金比較などを紹介
Googleマイビジネスを活用して、Googleマップ上の検索結果で上位を獲得するための「MEO(マップ検索エンジン最適化)対策」。
自社でMEO対策の施策を検討しているものの、リソースが足らずに悩んでいる事業者の方も多いのではないでしょうか。
本稿では、そのような方のために、MEO対策を専門にしている企業に依頼した場合の料金についてご紹介します。
料金相場や、MEO対策会社を選ぶためのポイントについても解説しますので、Googleマップを活用して更なる集客に繋げたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
MEO対策にかかる料金についてご説明する前に、MEOとは何なのかについてしっかりと把握しておきましょう。
MEOの概要やメリットについてそれぞれ個別に解説します。
MEOは「マップ検索最適化」のための施策で、「検索エンジン最適化」を指すSEO(Search Engine Optimization)とは異なります。
近年、スマートフォンの普及率の増加に伴い「キーワード+地名」のローカル検索を行うユーザーが増えました。
そこで、より効率的なユーザー獲得を目指し生まれたのがMEOであり、別名「ローカルSEO」とも呼ばれるのです。
MEO対策が向いた企業の例としては、次の通りです。
MEO対策を行うメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
MEO対策のメリット
SEO対策を行う場合、WEB制作やコンテンツ作成で数十万円規模の初期費用がかかり、効果が出るまで半年から1年と長期スパンな点がネックとなります。
MEO対策ではGoogleマイビジネスへの登録だけでスタートできますので初期費用が少なく済み、効果が出るまでの期間も早ければ1ヶ月前後の点が魅力です。
前述の通り、MEO対策を始めるために必要な行動はGoogleマイビジネスへの登録だけです。
すでにGoogleマップ常に自社の店舗情報が掲載されている場合は、この登録作業も不要で、オーナー情報を申請するだけで済みます。
マイビジネスのアカウントを取得したら、次にGoogleから高評価を獲得するため「所在地」「連絡先」「写真」自社の店舗情報を詳しく掲載していきます。
また、Googleマイビジネス上のコンテンツが充実してくると、ユーザーからの口コミを集める必要もあります。
ユーザーからの評価コメントは、他の顧客が自社を選ぶ後押しになるだけでなく、Googleからの高評価にも繋がります。
詳しいMEO対策のやり方については以下の記事で解説していますので、そちらもご参照ください。
MEO対策ってどうやるの?|具体的な方法について紹介
ここからMEO対策を行った際の料金についてご説明します。
まずはMEO対策において費用が発生する仕組みからしっかりと理解しましょう。
MEO対策のサービスを提供している会社にMEO対策を外注した場合、料金の体系は「成果報酬型」「月額固定型」のいずれかの形式をとります。
MEO対策にかかる費用は、人件費とツールの使用料程度ですので「月額固定費用型」「成果報酬型」いずれの業者に外注したとしても、月々に支払う報酬は数万円程度です。
この他に、別途「MEOの順位チェックツールの利用料金」「Googleマイビジネスに投稿する写真や動画の撮影費」などが発生するケースもあります。
以下より、MEO対策の初期費用とそれぞれの料金体系の相場について、ご説明します。
MEO対策を始めるにあたって、すでに実店舗ビジネスを行っている場合、必要なのはGoogleマイビジネスのアカウント作成のみですので、基本的に初期費用はかかりません。
その後、Googleマイビジネス上のコンテンツを充実させるために、写真撮影などをプロに依頼すれば、撮影費等が発生しますが、360°のパノラマ写真をとる訳でもない限り、撮影費用は数万円で抑えられることがほとんどです。
SEO対策の場合は事前に自社のホームページを作成する必要があり、WEB制作とコンテンツ作成で数十万円の初期費用が必要になることを考えると、MEO対策は非常にローコストと言えます。
この初期費用の少なさから、ほとんどのMEO対策の専門企業が「成果報酬型」「月額固定費用型」で料金を設定しています。
逆に言うと、高額な初期費用を設定している企業に対しては、その費用の根拠が何かを確認した方が良いでしょう。
成果報酬型の場合、いくつか狙うキーワードを設定し、それらの対策キーワードで実際に自社のコンテンツが検索3位以内に入れば、コンサル企業に支払う料金が発生する仕組みです。
成果の判定については、1日ごとに対策キーワードで運用する企業のマイビジネスアカウントが上位3位以内に入ったかどうかを見ます。
例えば以下のような料金設定が見られます。
サービス内容 ・・・契約期間はGoogleマップ枠内に上位表示を達成してから最長6ヶ月。キーワード4つを同時対策。独自ツールによるサイテーション対策も実施
サービス内容 ・・・初回3ヶ月契約。キーワードを6組設定し、1つでも上位表示された場合に成果報酬が発生。Googleストリートビュー・投稿用画像・投稿用動画の無料撮影サービスあり
成果報酬型の費用は1日ごとに1000円前後で設定されているケースが多いので、仮に30日間全てで上位3位以内に自社のコンテンツが入ったとしても、支払う金額は3万円前後となります。
月額固定費用型の場合、成果報酬型とは違い、自社のコンテンツが上位表示された日数に関係なく料金が発生します。
相場としては、2万円から5万円程度ですが、設定するキーワードなどが増えてくると、より多くの金額を支払うケースもあります。
例えば以下のような料金設定が見られます。
サービス内容 ・・・最大8つの対策キーワードで運用。費用対効果を可視化する測定システム。担当者の年4回訪問サポート。サイテーション構築。Googleマイビジネス・SNS投稿代行。
サービス内容 ・・・6〜10の対策キーワードで運用。内部施策と外部施策の実施。順位計測ツール・レビュー促進ツールの使用。レビュー管理。メールサポート(2回/月)。電話サポート(1回:10分まで)
サービス内容 ・・・4つの対策キーワードから運用開始。インバウンド集客に対応。Googleマイビジネス投稿代行。Googleマイビジネス商品登録代行。最短即日運用。など
サービス内容 ・・・4つの対策キーワードから運用開始。契約期間は6ヶ月から。無料でMEOチェックツールを使用可能。「地域名 + 業種・業態」の組み合わせを6つのパターンで上位表示
サービス内容 ・・・6〜10の対策キーワードで運用。アカウント分析。競合分析。基本情報最適化。検索地点2つ。計測時間2つ。クチコミ自動返信。売上予測機能。レポーティング(月1回)など。
業者によっては画像の投稿数や独自ツールの使用に伴って、成果報酬型であっても追加料金が発生するケースもあります。
後から「聞いていなかった」とトラブルにならないよう、依頼内容やそれに対するサービス内容、費用などを事前に文面に残すなどしておきましょう。
すでにご説明した相場観をもとに、半年間MEO対策を専門業者に依頼した場合の予算を比較してみましょう。
成果報酬型は比較的多くの成果が出た場合を仮定して月々3万円。月額固定費用型は月々2万円から5万円の費用で設定して計算します。
上記を見れば分かる通り、MEO対策の料金では、成果報酬型のほうが安く見えるようにも思えますが、そうとは言い切れません。
月額固定費用型の方が安くなることもあるのです。
一方、実店舗の立地条件やキーワードの検索数などにより難易度が変わり、MEO導入初期段階では成果が上がらない可能性も考えられます。
その場合、成果報酬型の費用は抑えられる可能性もありますが、成果が上がらないので集客には全くプラスになりません。
月額固定費用型の料金を見てみても、初期費用がほとんどかからないことを踏まえれば、WEBマーケティングの施策の一つとして投下するための予算としては、安価な部類です。
このように、MEO対策を専門家に依頼した場合の料金は「成果報酬型」「月額固定費用型」を問わずリーズナブルであり、企業間での価格差もほとんどありません。
しかし、専門家に依頼するコストは安ければ良いのでしょうか?
MEO対策でしっかりと成果をあげていくため、MEO対策企業を選ぶために、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
次項より、MEO対策専門家の選び方についてご説明します。
MEO対策では、Googleのアルゴリズムに対する理解などのノウハウが必要になりますので、不安がある方はMEO対策会社への依頼も検討しましょう。
MEO対策業者に依頼する際に見るべきポイントとしては、次のようなものがあります。
MEO業者の中には、ユーザーから人に料金を得ようとする悪質な企業も存在します。
特に、初期導入コストのかからないMEO対策において、初期費用を請求してきている企業は怪しんだ方がいいでしょう。
MEO対策業者に依頼する場合は、今回の記事でご紹介した料金相場をしっかりと把握して、依頼する企業を見極めましょう。
以上MEO対策の料金について解説してきました。
MEO対策はGoogleマイビジネスに登録するだけで始められ、短期間で集客を伸ばせる可能性のある、非常に魅力的なマーケティング手法です。
MEO対策を外注した場合の料金体系には「契約報酬型」「月額固定費用型」などがあります。
どちらも月々数万円程度と、SEO対策やリスティング広告などの他のWEBマーケティングの手法と比べると安価で済みます。
MEOの専門家は、データ解析に独自ツールなども導入している企業も多く、自社のリソースだけで行うよりも迅速かつ効果的に集客を伸ばせます。
MEO対策は外注したとしても費用対効果が高いと言えますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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