クリニックの開業を成功させるための集客術
2021/11/14(日)
「中小企業こそSEO対策を行うべき」という話を聞いたことはないでしょうか。SEO対策というのは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから自社サイトへの検索流入を増やすためのWebマーケティングです。
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現代の中小企業にとってSEO対策が必要とされているのは周知の事実です。では、なぜ必要なのか?今回はその理由についてご紹介します。
大企業・中堅企業のマーケティング戦略と真っ向から勝負しても消耗戦になるだけです。資本力の強い方が勝つのは明白なので、中小企業に勝ち目はありません。
しかしSEO対策なら異なる戦い方ができます。GoogleやYahoo!などの検索エンジンに上位表示されることで露出が増えるWebサイトは資本力が高いサイトではなく、SEO対策を地道に行なっているWebサイトなのです。
「大企業にも勝てるWebマーケティング」ということを前提に、中小企業がSEO対策を行うべき3つの理由をご紹介します。
SEO対策などのWebマーケティングを行うにあたり気になるのはコストです。GoogleやYahoo!で検索されるキーワードに応じて広告を表示するリスティング広告では、入札金額が大きい広告ほど表示されやすくなります。つまり資本力が強い企業ほど表示されやすいのです。前述のように、消耗戦を挑めば中小企業に勝ち目はありません。
一方、SEO対策にかけるコストは中小企業でも大企業でも一定です。コストをかけるほどGoogleやYahoo!での露出が増えるわけではなく、むしろコストを極力かけずに検索流入を増やすことで自社サイトの露出が増える戦略がいくつもあります。従って消耗戦を避けながら、少ないコストで高い集客効果が見込めます。
また、資本力の強い大企業・中堅企業の多くは、リスティング広告やテレビCMなど、短期的に効果が現れるマーケティング戦略を好む傾向にあります。その分、SEO対策は競合が少ないのでより高い集客効果が期待できます。
SEO対策とリスティング広告、どちらのWebマーケティングが初心者向きかというと前者です。SEO対策は記事の作成・投稿を継続的に行い、ゆっくりとした時間の流れでWebマーケティングに取り組めます。その時間の中で試行錯誤しながらSEO対策の知識・スキルを学べるので、そういう意味では初心者向きのWebマーケティングと言えます。
一方、リスティング広告は出稿したその日から露出が始まり、コストをかけるほど露出が増えます。ゆえに失敗が多く、損失も大きいため試行錯誤しながら知識・スキルを学ぶことが難しいのです。Webマーケティング初心者がリスティング広告に取り組むのはリスクが大きいため、プロに依頼するのが無難でしょう。
企業の利益率を高める方法は、製品やサービスの販売価格を上げる、原価を安くするなどがあります。しかしいずれも簡単な取り組みではありません。販売価格を上げるなら顧客が納得する理由が必要ですし、原価を下げるなら生産コストや販路の見直しなど全体的な業務改善に取り組む必要があります。
そうした中、SEO対策を実施すると「営業効率の改善」という切り口から、利益率を高められるかもしれません。SEO対策を実施するとGoogleやYahoo!での露出が増えて、検索エンジン経由の問い合わせが増えます。そのように獲得した見込み客は製品やサービスに対するニーズが明確なので、ゼロから営業をかけるコミュニケーション・コストが低減して、その分を見込み客ごとに最適な提案をすることから始められます。
電話営業や飛び込み営業で獲得した見込み客よりもスタートラインの位置がずっと先にあるので、営業効率が改善されるというわけです。
以上が「中小企業こそSEO対策を行うべき」と言われている3つの理由です。大企業にも勝てる、という時点で積極的に取り組むべきWebマーケティングでしょう。その上で「少ないコスト」「高い集客率」「初心者でも取り組める」「営業効率が改善される」といった理由が揃っているので、中小企業こそSEO対策に取り組むべきです。
中小企業がSEO対策へ取り組むにあたり注意点があります。まず、SEO対策は即効性のあるWebマーケティングではなく、継続的な取り組みが必要です。
「3ヶ月実施したのに効果が出ない」と諦めてしまう企業も多いですが少なくとも半年以上、長く見て1年以上実施しなければしっかりとして効果が現れません。かけるべきコストが少ない分、じっくり時間をかけて実施していくのがSEO対策です。
その他の注意点として、「Webマーケティング初心者向き」と説明しましたが初めのうちはSEO対策に長けている人材を確保するか、SEOコンサルタントに依頼するなどして、正しい知識・スキルの元で実施することが大切です。間違ったSEO対策を行うと検索エンジンからペナルティを受けてGoogleやYahoo!で上位表示できなく場合があるので注意しましょう。
ゆくゆくは自社のリソースでSEO対策を内製化する「インハウスSEO」を目指すためにはスタートが肝心です。インハウスSEOについては以下の記事で概要やメリット・デメリットを解説しています。
関連記事:インハウスSEOとは?メリットとデメリットを解説
中小企業のマーケティング戦略にSEO対策は必須です。どんな業種であれ、どんな製品やサービスを提供している企業であれ、SEO対策は有効なのでぜひ実施を検討してみてください。
SEOコンサルタントへの依頼を検討する場合は、以下の記事を参考に、自社のWEBマーケティング戦略を理解してくれる優良コンサルタントを選びましょう。
関連記事:中小企業のWebコンサルタントの選び方・ポイント
SEOコンサルタントの中には悪質な業者も存在するので、そうした業者にひっかからず、しっかり結果を出せるコンサルタント選びに注力しましょう。