インフルエンサーマーケティングとは?メリットも解説
2021/09/14(火)
「SNS分析をすると新しい情報が見えてくる」という話を見聞きしたことはないでしょうか。データはたくさんの人が集まるところで大量に生まれます。そしてSNSの利用率は今や国民全体の69%に達しています。
出典:総務省「通信利用動向調査」
しかし、SNS分析とは何をすればいいのか、やり方がわからず困っている方も多いでしょう。今回はそんなSNS分析の概要と、やり方について解説します。
これを機にSNS分析に取り組み、新しい情報を発掘していきましょう。
目次
SNS分析とは簡単にいえば「SNSに投稿されるクチコミを収集・分析し、企業とその製品・サービスに対する世間のイメージや、評価を知る分析手法」です。
SNSにはハッシュタグという便利な機能が備わっています。#(シャープ)を付けた文字列を一緒に投稿することで、同じハッシュタグを付けた投稿がまとめるという機能です。
たとえば「#iphone」をTwitter上で検索すると、同ハッシュタグが付けられた投稿が一覧で表示されます。
iPhoneに関する評価や、iPhoneを使って撮影した動画や写真などが投稿されており、iPhoneに対するユーザーの評価やiPhoneがどのようなシーンで使われているかなどを調査できます。こうした分析手法のことを「ソーシャルリスニング」と呼んだりもします。
そうして得られた情報は製品・サービスの改善に役立てられ、ユーザー満足度が高まる製品・サービス開発に活用できます。
また、SNS分析によってユーザーが製品・サービス購入に至るプロセスを知ったり、テレビCMなど効果測定が難しいマーケティングの情報収集にも使えます。
SNSマーケティングというのは「SNSアカウント運用を通じてフォロワーを増やしたり、ファンを増やしたり、広告を出稿する取り組み」のことです。SNS分析は、SNSマーケティングに含まれる作業と言えます。
SNSマーケティングに取り組んでいる企業は、SNSで確認できるアナリティクス(解析)データを眺めて次の投稿について考えるだけでなく、SNS分析でユーザーの動向を追うことでマーケティング効果を高められるでしょう。
SNS分析を行うにあたり、大変なのがデータ収集です。InstagramやTwitterの検索機能でハッシュタグやキーワードを使って検索しても、1度に表示される投稿数は限られています。それらの投稿を1つ1つ確認しながらSNS分析に取り組むのは至難の業です。
そこで活用すべきが「ソーシャルリスニングツール」と呼ばれるSNS分析のためのITツールです。たとえばデータを収集したいハッシュタグやキーワードを入力するだけで、SNS上のデータを収集して自動的にグラフ化してくれます。膨大な時間がかかるデータ収集を瞬時に終わらせられるので、作業効率が大幅にアップします。
ソーシャルリスニングツールによっては独自アルゴリズムで収集したデータを分析し、新しい情報をどんどん発掘できるものもあります。ここでは著名なソーシャルリスニングツールを3つご紹介するので、導入検討時の参考にしてください。
Buzz FinderはNTTコム オンラインが提供する、Twitter公認のソーシャルリスニングツールです。キーワードを指定してトレンドや関連用語の分析、ポジティブ・ネガティブ分析などが行えます。開発元が国産・大手ということで安心して利用できるのがポイントです。
Buzz Finderと同時に、ソーシャルリスニングセンターと呼ばれる24時間365日のサポートサービスを別途有料で利用することもできます。SNS分析には取り組みたいが経験・ノウハウが少ない企業に対して、SNS分析に関する助言を受けながら専門コンサルタントを受けられるサービスです。
Insight Intelligence Qは、データセクションが提供する、マーケターの声から生まれたソーシャルリスニングツールです。マーケターが考える「こんな機能があったらいい」「こんな分析ができたらいい」を実現しており、さまざまな角度からSNS分析が行えます。Buzz Finderと同じくTwitter分析に特化したソーシャルリスニングツールです。
「ブランド比較」という機能では、Twitter上で自社ブランドと競合ブランドがどのようにクチコミされているかを整理し、自社のポジション確認などが行えます。さらにユーザー分析やメディア分析など、社会的に自社ブランドがどう見られているかを分析できるので、今後のマーケティング戦略に活用できる情報が手に入るでしょう。
NetBaseは米国初のソーシャルリスニングツールであり、コカ・コーラやニューヨーク・タイムズなど世界の大手企業が利用しています。TwitterだけでなくFacebook Instagram、さらにはAmazonや楽天、Yahoo!や価格ドットコムなどECサイトのレビューも分析できるためSNS分析に限定されないのがポイントです。
独自アルゴリズムによる自然言語解析はSNS分析において世界で高い評価を受けています。また、Twitterの過去51ヶ月分のデータをわずか3秒で取得できるという高速処理により、作業効率を大幅にアップさせてくれるでしょう。海外製品なので操作画面に慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、幅広いSNS分析に最適なソーシャルリスニングツールです。
SNS分析を行えば企業とその製品・サービスに対するイメージや評価、業界の動向、消費者のトレンドなどあらゆる情報を獲得できます。しかし手動での分析はやはり難しいので、ソーシャルリスニングツールが必要です。またSNSにはそれぞれ固有の分析機能(「Instagramインサイト」「Twitterアナリティクス」など)が備わっているので、ソーシャルリスニングツールと併せて活用するとより効果的でしょう。
ぜひこの機会に、ツールを活用したSNS分析に取り組んでみてください。
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