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UGCとは? Webマーケティング活用事例をご紹介

UGCとは? Webマーケティング活用事例をご紹介
SNSが広く浸透している現代社会において、「UGC(ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ)」が重要なWebマーケティング施策だということをご存じでしょうか?
今日のWebマーケティングでは、企業が一方的に情報発信しているだけではダメです。UGCを積極的に活用してWebマーケティング効果を高めるためにも、この機会にUGCが一体何なのかを知っておきましょう。Webマーケティングでの活用事例もご紹介します。

UGC(ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ)とは?

UGC(ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ)とは?
UGCは「User Generated Contents(ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ)」の略であり、ユーザーが作ったコンテンツを意味します。SNSに投稿された文章や写真・動画、あるいはECサイトに投稿されたクチコミなどがUGCに該当します。
ちなみに、「CGM(Consumer Generated Media /コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)」という類似した言葉があります。これはユーザーが作るコンテンツ、つまりUGCによって形成されるメディアサイトのことで、食べログやYahoo!知恵袋などが該当します。そこに投稿されるコンテンツはUGCに該当します。ややこしいですが混同しないよう注意してください。

UGCはなぜ重要なのか

論より証拠ということで、マーケティング会社のOlapicが公表したデータをご覧ください。
UGCはなぜ重要なのかマーケティング会社のOlapicが公表したデータ
出典:Olapic『Facebook & Instagram Advertising With UGC : A Practitioner’s Guide』よりアライドアーキテクツにて作図
63%の人が商品購入前にUGCをSNS上で探し、20〜30代の半分以上がUGCの影響を受けています。また、32%の人はUGCが広告で表示されていると購入しやすいと回答しているのです。
UGCとはいわば「ユーザーの生きた声」です。TwitterやFacebook上では、ほとんどの商品にレビューが投稿されており、多くのユーザーは他の人の投稿を参考に商品購入の意思決定を行っています。
従来は企業側の一方通行だった情報の流れが、ユーザー自身が発信する情報の方が価値あるものへと変わってきているのです。

UGC活用のメリット

すでにお気づきでしょうが、UGCをWebマーケティングに活用するとユーザーの購入を促せるメリットがあります。企業側の押し売りではなく、個人が作ったコンテンツを介して商品を訴求することで、説得感が生まれ、商品を購入しやすくなるのです。
また、UGCを作成したのがインフルエンサーなら「あの人がおすすめしてるから間違いない」と、即決で購入してくれるユーザーがたくさん現れます。世の中には無数のUGCが流通していますが活用できている企業はまだ少ないので非常にもったいない話です。

UGCのWebマーケティング活用事例

UGCのWebマーケティング活用事例
では、具体的にどうやってUGCを活用するのか?そしてUGCを活用するとどんな効果があるのか?今回はUGC活用ツールの「Letro」から、ベースフード株式会社と株式会社DoCLASSEの活用事例をご紹介します。

ベースフード株式会社

ベースフードは次世代型の健康食品を製造・販売する企業です。また、食品系のD2C企業として有名で、製造した商品を自社運営のECサイトで直接消費者に販売しています。ベースフードではD2Cを通じて「お客様との直接的な繋がりから何が得られるか」というポイントを大切にしており、その一環としてUGC活用を積極的におこなっています。
今までありそうでなかった商品が多いため、多くの消費者はベースフードのような商品を初めて購入します。そうした消費者に対して、知人や他人の口コミは購入促進につながる貴重な情報源です。ベースフードの商品を活用しきれないという消費者の悩みに対しても、 UGCを活用することで効果的に情報提供をおこなっています。
その結果、UGC活用前と比べてコンバージョン率が1.24倍になり、投資利益率は380%となっています。
出典:Letro「【CVR1.24倍に向上】BASE FOODが語る、D2C型マーケティングにおけるUGCの価値とは?」

株式会社DoCLASSE

40代以上のミドルエイジを対象にしたファッションブランドを展開するDoCLASSEでは、デジタル強化の施策としてECサイトにUGCを活用しています。主に「複数購入を促し客単価を上げる」ことを目的としています。
ファッション系ECサイトでは、あるアイテムを購入する際に、色違いや同じラインの新商品を購入されることはよくあります。しかし、コーディネートとして全く他の商品が購入されることは少ないのです。これはDoCLASSEに限った話ではないでしょう。
この問題点を改善するための施策が「UGCによるコーディネートの提案」です。DoCLASSEのアイテムを着てInstagramに写真を投稿しているユーザーのUGCを活用することで、ECサイトに訪問した消費者に対してコーディネートを提案し、客単価のアップに成功しています。
また、UGCを掲載したページではコンバージョン率が1.6倍向上しています。
出典:Letro「【UGCは資産として活用すべきもの】ドゥクラッセ・CMO藤原氏が語る、アパレルブランドのマーケティングにUGCがもたらす価値とは?」

UGCをWebマーケティングで活用しましょう

UGCをWebマーケティングで活用しましょう
UGCは、単にユーザーが発信する情報ではありません。それはもはや企業にとって資産の1つであり、UGCをうまく活用することで購入促進やブランディングといった目的も果たせます。Webマーケティングを実施しているけれど、最近目立った成果が出ないと悩んでいる場合は、この機会にUGC活用をぜひご検討ください。

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