Cookie(クッキー)とは?Webマーケティングでの役割をわかりやすく解説
2021/09/03(金)
Webサイトをゼロから作るのは大変な作業です。外注するとそれなりのコストもかかるので、「できる限り安く済ませたい」という方も多いでしょう。
「安くWebサイトを作りたい」と思うのは悪いことではありませんし、そのためのツールも提供されています。その中の1つが今回ご紹介する「Jimdo(ジンドゥー)」です。ドイツ生まれのJimdoはどんなツールなのか?SEO対策は可能なのか?気になるポイントを解説していきます。
目次
Jimdoは2007年にドイツでローンチされたCMS(Contents Management System)であり、KDDIウェブコミュニケーションの支援により2009年3月に日本語化されました。意外と古くから存在するCMSです。以下はJimdoの基本機能を解説している動画です。
関連記事:CMSとは?種類や特徴を比較しながら解説します
まるでブロックを組み立てる感覚でWebサイト制作ができ、HTMLやCSSによるコーディングやWebサーバーのレンタルなども不要です。クリックとテキスト入力だけでWebサイトを制作できます。
以下は、Jimdoを使って作られたWebサイトの一例です。
出典:Jimdo ユーザー事例
ちなみに右下のWebサイトはトップページで動画が流れる仕様になっており、Jimdoで簡単に実装できます。
Jimdoは無料から始められますし、本格的なECサイトも月額5,190円(年払い)で制作できます。しかし肝心なのは「SEO対策が可能か?」ということですね。
ちなみにSEOとは「検索エンジン最適化」のことであり、Webサイト上にコンテンツを追加するなどの対策を行うことによって、自社サイトが検索エンジンで上位に表示されることを目指すWebマーケティング手法です。
Webサイトを運営するからにはSEO対策に取り組まないと集客はできません。では、JimdoはSEO対策が可能なのか、不可能なのか。答えは「WordPressほどではないが、有料プランの場合は基本的なSEO対策は可能」です。
JimdoのようなWebサイト制作ツールは月額費用を支払う必要がありますが、実装のためのコーディングやサーバーのレンタルが不要というメリットがあります。一方で「自由にカスタマイズできないというデメリットもあります。
Webサイトのデザインをある程度カスタマイズできても、自由に独自のカスタマイズを加えることができないのです。ただし契約するプランによって「独自ドメインの利用」や「全ページのメタタグ設定」など、SEO対策に有効な機能が付帯します。
Jimdoを利用する際は自身のSEOリテラシーを踏まえて契約するプランを選ぶとよいでしょう。
では、実際のJimdoを利用することを想定して意識したいSEO対策ポイントをご紹介します。ポイントは全部で4つ。
Webサイトのタイトルというのは、単に社名やサービス名を表示させればよいものではありません。以下はGoogleで「GICP」と検索して表示されたページであり、赤枠部分がWebサイトのタイトルになります。
それがどんなWebサイトなのか、どんな事業を展開しているのかが一目でわかるようなタイトルでないとSEO効果が小さくなる可能性があります。
ディスクリプションとは概要のことです。以下画像の、赤枠で囲まれた部分がディスクリプションにあたります。
文字数が多い場合はディスクリプションに設定していても検索結果に表示されないため、重要な文章は前半部分に持っていくよう心がけましょう。
タイトルとディスクリプションはJimdoのSEO管理画面から設定できます。ディスクリプションは直接的なSEO効果は限定的ですが、ユーザーの目に触れる部分なのでしっかりと設定しましょう。
Webサイトでは「大見出し」「中見出し」「小見出し」という.3段階の見出しがあり、通常はHTMLやCSSで設定します。Webサイトやコンテンツの見出しは単なるデザインではなく、Googleに文章構造を理解させるために欠かせません。
というのも、Googleは手動で世界中のWebサイトを評価しているのではなく、クローラーと呼ばれるプログラムがWebサイトを回遊し評価しています。
クローラーに関する詳しい情報は以下の記事でご覧ください。
関連記事:クローラーとは?Googleの検索エンジンの仕組みを解説
テキストに適切な見出しを付けることはSEO対策の基本です。大見出しは1ページあたりに1つ(タイトルに付ける)が原則であり、それ以外は「中見出し」と「小見出し」を適宜使い分けます。
JimdoではWebサイトに画像を挿入する際に「代替テキスト」を入力できます。これは画像が表示されない環境で画像部分にテキストを表示したり、スクリーンリーダーでWebサイトを読み上げる際に欠かせない要素です。
代替テキストを設定するとGoogleの画像検索でヒットする可能性もあるので、SEO対策的に重要なのです。代替テキストに関しては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
関連記事:SEO対策におけるAltタグとは
プラン料金を支払うだけで誰でも簡単にWebサイトが制作できるJimdoは魅力的なツールです。有料プランならSEO対策もある程度できますし、Webサイト解析のためのダッシュボードも使えます。
ただし、本格的なSEO対策でWebマーケティングの効果を最大化したいと考えるのならば、やはりWordPressによるWebサイト制作をおすすめします。Webサイトの構造そのものをSEOに強くし、コンテンツ制作時も色々なタグを用いた構造化が可能です。
Webサイトを運営する目的を明確にした上で、Jimdoなどのツールを活用するのかWordPressで構築するのか、じっくり検討してください。
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